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2025年9月の星空情報

著者近影三上真世、伊藤博則(国立天文台 天文情報センター)

8日未明、月が地球の影にすっぽりと入る「皆既月食」が見られます。
全国どこでも楽しめるこのチャンスは、3年ぶり。
暗く、赤く染まった満月が、夜空に静かに浮かびます。

8日の夜、月のすぐ後を追うように土星が昇ってきます。
16日から20日にかけて、明け方の空で木星や金星に月が近づき、仲良く並ぶ姿が見られます。

21日、土星が「衝」を迎えます。
土星が一晩中観察できるベストシーズン。
望遠鏡があれば、ぜひその姿を観察してみてください。
とても細い土星の環が見えるはずです。

秋分を迎える9月下旬。
夜が少しずつ長くなり、空気も澄んできます。
夏の星座が西に傾き、秋の四辺形が、静かに顔を出しはじめます。

9月の月の暦

8日:満月 14日:下弦 22日:新月 30日:上弦

(三上)

映像制作スタッフおススメ現象ピックアップ「空に浮かぶ赤い奇跡」

9月7日の深夜から8日の未明、空はひとつの舞台に変わります。
月が地球の影にすっぽりと入りこみ、満月が静かに赤く染まる——皆既月食です。

全国どこからでも楽しめるこのチャンスは、実に3年ぶり。
いつも見慣れた月が、まるで別人のような表情を見せてくれる夜です。

光を失ったように暗く、それでいて赤銅色(しゃくどういろ)に輝く月。
その姿は、宇宙の呼吸を間近で感じさせてくれるかのよう。

ほんの数時間の天体ショーですが、次に巡り会えるのは少し先のこと。

眠る前に、窓から外をのぞいてみてください。
きっと、あなたのための特別な月が、夜空に浮かんでいます。

(伊藤)

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