板垣公一さんが、3月14日に12.8等の新彗星を発見しました。この彗星は、C/2009E1という仮符号(認識符号)が付与され、板垣(Itagaki)彗星という通称名が付けられました。
日本人発見者が、自らの観測によって新彗星を発見したのは、2002年12月の工藤・藤川彗星(C/2002 X5 (Kudo-Fujikawa) )以来の快挙です。
国立天文台三鷹にある50cm社会教育用公開望遠鏡にて撮像した板垣彗星の画像です。
※画像の利用については、「自然科学研究機構 国立天文台 ウェブサイト 利用規程」をご参照ください。
撮影日時:2009年3月17日19時2分〜13分(日本時)
※露出時間の異なる5枚の画像からコンポジット処理
望遠鏡:50cm社会教育用公開望遠鏡(国立天文台三鷹)
焦点距離:6030mm(F12) ※画像の一部をトリミング
カメラ:FinePix S3Pro
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※10等級という暗さに加えて、低空で、都内の空という悪条件でしたが、かろうじて淡い青い彗星像を捉えることができました。
近日点通過(T) | 2009年4月7.610日 (TT) |
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近日点距離(q) | 0.60556 AU |
離心率(e) | 1.0 |
近日点引数(ω) | 47.865 度 |
昇交点黄経(Ω) | 105.639 度 (2000年分点) |
軌道傾斜角(i) | 127.567 度 |
※2009年3月17日発行のMPEC 2009-F19より