国立天文台 メールニュース
No.231(2021年10月18日発行)アルマ望遠鏡 66台のアンテナの名前が決定、「三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン」など
__________________________________________________________ 国立天文台 メールニュース No.231 (2021年10月18日発行) __________________________________________________________ 国立天文台の研究成果やイベント、注目したい天文現象などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。 ◇もくじ------------------- ・話題 :アルマ望遠鏡 66台のアンテナの名前が決定 ・お知らせ:「三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン」を開催します(10月23日) ・お知らせ:大学共同利用機関シンポジウム2021(オンライン開催)(10月24日) -------------------------◇ ▼話題 ____________________________ ■アルマ望遠鏡 66台のアンテナの名前が決定 南米チリのアタカマ砂漠にあるアルマ望遠鏡が、科学観測を開始して10年。これを記念して、66台のアンテナの名前を募集するキャンペーンが行われました。募集した名前の条件は、天体の名前、もしくはアルマ望遠鏡が立地する地域で伝統的に使われてきた言語「クンザ語」の名前の、いずれかであることです。 この募集の趣旨に沿った提案は、世界中から200以上寄せられました。また、一次選考を通過した候補から最終的な名前の案を絞り込むオンライン投票には、およそ6000人が参加しました。 最終的に選ばれた66の名前の中には、「からすきぼし」、「むりかぶし」といった天体の和名も含まれています。 66のアンテナに付けられた名前は、アルマ望遠鏡ウェブサイトにて公開しています。 ▽アルマ望遠鏡 科学観測開始10周年 https://alma-telescope.jp/news/10thanniversary-202110 ▽国立天文台 メールニュース No.230 アルマ望遠鏡 観測開始10周年記念 アンテナ命名キャンペーン https://www.nao.ac.jp/mailnews/data/0230.html ▼お知らせ ____________________________ ■「三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン」を開催します(10月23日) 国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン」を、10月23日に開催します。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年に引き続き三鷹キャンパスでの開催を見合わせ、オンラインでの開催のみとなります。 アルマ望遠鏡の科学観測開始から10年となる今年は、「アルマ望遠鏡10年の軌跡」をメイン講演のテーマとして、3名の研究者による講演をライブ配信します。このほかにも、研究者が自らの研究を分かりやすく紹介するミニ講演や、研究施設のバーチャルツアー、質問コーナーなどのライブ配信を行います。各機関や研究グループが趣向を凝らした、特別なコンテンツも準備中です。 詳しくは、特設サイト「三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン」をご覧ください。 ◆「三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン」開催概要 ・日時:2021年10月23日(土)9:30-17:00(ライブ配信予定) ・主催:自然科学研究機構 国立天文台、自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター、東京大学大学院 理学系研究科附属 天文学教育研究センター、総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻 ・後援:公益社団法人 日本天文学会、公益財団法人 天文学振興財団 ・協力:東京大学消費生活協同組合天文台支所、三鷹市星と森と絵本の家 ・メイン講演会 テーマ「アルマ望遠鏡10年の軌跡」 講演1 アルマの現場、10年の軌跡 講演2 アルマが見つめる銀河:解き明かした謎、そして新たな謎 講演3 アルマ望遠鏡最初の10年 技術の仕事からマネジメントまで ・特設サイト:https://www.nao.ac.jp/open-day/2021/ ▽三鷹・星と宇宙の日2021 オンライン https://www.nao.ac.jp/open-day/2021/ ____________________________ ■大学共同利用機関シンポジウム2021(オンライン開催)(10月24日) 大学共同利用機関シンポジウム2021「宇宙・物質・エネルギー・生命・情報・人間文化:フロントの知を楽しもう」を、10月24日にオンラインで開催します。 大学・企業等の研究者に研究資源や実験装置などを提供する大学共同利用機関が、日々行っている最先端の研究とその成果を、オンラインでご紹介します。「研究トーク」では、各機関の研究者が最新の研究成果を分かりやすく解説するほか、寄せられた質問にもお答えします。 研究者になりたい、最新の研究成果を知りたい、研究者と交流したい、という方はぜひご参加ください。詳しくは、同シンポジウムのウェブサイトをご覧ください。 ◆「大学共同利用機関シンポジウム2021」開催概要 ・日時:2021年10月24日(日)10:00-17:00 ・主催:大学共同利用機関協議会、大学共同利用機関法人機構長・総合研究大学院大学長会議 ・開催方式: (1) Zoomウェビナーでの配信(事前登録が必要です) (2) YouTubeライブ配信(事前登録は不要です) ・内容:研究者トーク、機関紹介、イベント紹介 詳細はウェブサイトをご覧ください ・その他:事前登録の締め切りは10月20日です(Zoomウェビナーで参加の場合) ◇編集後記----------------- 東京都に出されていた何度目かの緊急事態宣言が、9月末でようやく解除になりました。中止していた三鷹キャンパスの見学コースへの立ち入りも、今月から再開。残暑も収まり、心地よい風が吹く三鷹キャンパスは、ぶらりと散策するのによい季節になりました。「三鷹・星と宇宙の日」は、残念ながら今年もオンサイト開催を見送りましたが、機会があれば三鷹へ足を運んでみてください。 -------------------------◇ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 __________________________________________________________ 発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室 発行日:2021年10月18日 __________________________________________________________