国立天文台 メールニュース
No.149(2015年8月4日発行) 8月12日、13日の夜にペルセウス座流星群が活発に 他
_____________________________________________________________________ 国立天文台 メールニュース No.149 (2015年8月4日発行) _____________________________________________________________________ 国立天文台のイベントや研究成果、注目したい天文現象や新天体発見情報 などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。 どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。 ----------------------------------------------------------- もくじ ■8月12日、13日の夜にペルセウス座流星群が活発に ■第19回 自然科学研究機構シンポジウム ■特設サイト「宇宙と光のこと~天文学を読み解くヒント集~」 ----------------------------------------------------------- ■8月12日、13日の夜にペルセウス座流星群が活発に 毎年8月12、13日頃を中心に、三大流星群の一つである「ペルセウス座流星 群」が活発に活動します。 今年のペルセウス座流星群の極大は、8月13日午後3時30分頃 (日本時間) と 予想されています。残念ながら日本は昼間の時間帯ですが、その前後の夜、 12日の夜半から13日の未明にかけてと、13日の夜半から14日の未明にかけて、 流星群の流星が特に多く出現すると考えられます。今年は、8月14日が新月で 月明かりの影響がないため、最も多いときで1時間当たり30個以上の流星を見 ることができるかもしれません。 8月7日から15日頃までの間も、流星群の活動は比較的活発で普段より多くの 流星が出現するはずです。いずれの夜も、なるべく夜半過ぎから未明までの時 間帯に観察するとよいでしょう。観察する方角はどちらでも構いません。空を できるだけ広く見渡せる場所で観察してください。 今年のペルセウス座流星群についての詳しい解説は、ウェブサイトの解説 ページ「ペルセウス座流星群 2015年」をご覧ください。 国立天文台では、8月12日夜から8月15日朝まで、このペルセウス座流星群を 観察し、見えた流星の個数などを報告していただく「夏の夜、流れ星を数えよ う 2015」キャンペーンを実施します。このキャンペーンウェブサイトでは、 観察報告を受け付けるほか、観察のポイントやペルセウス座流星群の流星かど うかの見分け方なども紹介しています。ぜひご覧ください。 ▽ペルセウス座流星群 2015年 http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2015/perseids.html ▽ペルセウス座流星群キャンペーン「夏の夜、流れ星を数えよう 2015」 http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20150812-perseids/ ■第19回 自然科学研究機構シンポジウム 第19回 自然科学研究機構シンポジウムを、来る9月20日に名古屋大学豊田 講堂にて開催いたします。今回のテーマは「宇宙から脳まで 自然科学研究の “ビッグバン”―コンピュータが切り開く自然科学の未来―」です。 ご参加には事前のお申し込みが必要となります。プログラム、各講演タイト ル、講師等は自然科学研究機構シンポジウムのウェブサイトをご覧ください。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。 開催概要 テーマ:宇宙から脳まで 自然科学研究の“ビッグバン” ―コンピュータが切り開く自然科学の未来― 日時:2015年9月20日 (日) 13:00-18:00 (予定) 会場:名古屋大学豊田講堂 名古屋大学東山キャンパス内 (愛知県名古屋市千種区不老町) 名古屋大学東山キャンパスへのアクセス: 地下鉄名城線 名古屋大学駅下車すぐ http://www.nagoya-u.ac.jp/access/index.html 主催:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 共催:国立大学法人 名古屋大学、中日新聞社 参加費:無料 プログラム:自然科学研究機構シンポジウムのウェブサイトをご覧ください 参加方法:事前の参加お申し込みが必要です お申し込み方法は、ウェブサイトをご覧ください その他:Ustream、ニコニコ生放送でのライブ配信を予定しています ▽第19回 自然科学研究機構シンポジウム (自然科学研究機構) http://www.nins.jp/public_information/sympo19.php ■特設サイト「宇宙と光のこと~天文学を読み解くヒント集~」 国際連合は、光の科学と技術の発展に関わるさまざまな記念の年にあたる 2015年 (注) を「光と光技術の国際年 (International Year of Light 2015)」 (通称「国際光 (ひかり) 年」) としました。 国際天文学連合は、この国際光年にあたり、特に天文学の側面から「宇宙か らの光 (Cosmic Light) 」をテーマにさまざまな取り組みを進めています。 国立天文台も同様に、多くの方々に宇宙からの光とそれを読み解くことによっ て明らかになった宇宙の姿や、光と天文学・宇宙との関わりをご紹介するため に、宇宙と光のトピックスを集めた特設サイトを公開しました。この特設サイ ト「宇宙と光のこと~天文学を読み解くヒント集~」を通じて、宇宙からの光 についてと同時に、天文学の営みも深く知っていただけると期待しています。 まずは、お気軽にウェブサイトを訪れてみてください。 注:1915年のアインシュタインによる一般相対性理論、1965年のペンジアスと ウィルソンによる宇宙マイクロ波背景放射の発見などのほか、多くの 光科学の歴史における重要な発見・発明の記念年にあたる 詳細は、国際光年のウェブサイト (http://iyl2015-japan.org/about) を参照のこと ▽宇宙と光のこと~天文学を読み解くヒント集~ http://prc.nao.ac.jp/fukyu/cosmic-light/ ▽国際光年 (日本) http://iyl2015-japan.org/ _____________________________________________________________________ 発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室 発行日:2015年8月4日 _____________________________________________________________________