国立天文台 メールニュース
No.105(2013年5月10日発行)国立天文台講演会「宇宙最大の爆発を追う」、ほか
_____________________________________________________________________
国立天文台 メールニュース No.105 (2013年5月10日発行)
_____________________________________________________________________
国立天文台のイベントや研究成果、注目したい天文現象や新天体発見情報
などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。
どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。
-----------------------------------------------------------
もくじ
■国立天文台講演会「宇宙最大の爆発を追う」
■アルマ望遠鏡開所記念講演会 インターネット中継
■自然科学研究機構 若手研究者賞記念講演
-----------------------------------------------------------
■国立天文台講演会「宇宙最大の爆発を追う」
国立天文台講演会 (第3回 すばる望遠鏡公開講演会) 「宇宙最大の爆発を追
う」を、来る6月9日に開催いたします。
超新星爆発で放出される莫大 (ばくだい) なエネルギーは、銀河の形成と進
化に大きな影響を与え、生み出された新たな元素は、多様な物質世界を作り上
げてきました。この超新星爆発については、いまだに多くの謎が残されていま
す。また、強いガンマ線が突発的に放たれる「ガンマ線バースト」現象には、
超新星が深く関わっていることが分かってきました。
すばる望遠鏡はさまざまな視点から、超新星爆発のしくみやガンマ線バース
トの起源に迫る観測を行ってきました。また、超新星などが原動力となってい
る宇宙の物質進化の秘密も解き明かそうとしています。
講演会では、これまでの観測で明らかになった事実、今後のすばる望遠鏡や
次世代超大型望遠鏡TMTの研究課題など、天文学研究の最前線にご案内します。
開催概要
テーマ:宇宙最大の爆発を追う―超新星、ガンマ線バーストと元素合成
日時:2013年6月9日 (日) 13時から16時まで (開場12時)
会場:一橋講堂
(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター 2階)
主催:自然科学研究機構 国立天文台
参加費:無料
その他:ご参加には事前のお申し込みが必要です (定員:500名、先着順)
申し込み締め切りは6月6日 (木) 正午です
内容
開会あいさつ
講演1:超新星の謎に迫る
田中雅臣 (国立天文台 理論研究部 助教)
講演2:宇宙最大の大爆発、ガンマ線バースト
橋本哲也 (国立天文台 TMT推進室 研究員)
講演3:元素組成が物語る太古の超新星
青木和光 (国立天文台 TMT推進室 准教授)
▽国立天文台講演会・すばる望遠鏡公開講演会「宇宙最大の爆発を追う」
開催のご案内
http://www.nao.ac.jp/news/notice/2013/20130609-naoj-lecture.html
▽すばる望遠鏡
http://www.subarutelescope.org/j_index.html
▽TMT推進室
http://tmt.mtk.nao.ac.jp/
■アルマ望遠鏡開所記念講演会 インターネット中継
南米チリ共和国のアタカマ高地に国際協力による設置が進められてきた、ア
ルマ望遠鏡の本格運用開始を記念する開所式が、去る2013年3月に執り行われ
ました。これを受けて、国立天文台は、日本における開所記念行事「アルマ望
遠鏡開所記念講演会」を5月15日に行います。
この行事は、アルマ望遠鏡の建設に尽力された方々を対象としたものになり
ますが、記念講演については多くの皆様に視聴いただきたく、インターネット
中継を行うことになりましたので、お知らせいたします。
「アルマ望遠鏡開所記念講演会」インターネット中継
日程:2013年5月15日 (水) 17時から18時15分まで
講演者:長谷川哲夫 (国立天文台 チリ観測所 所長)
中継URL:http://www.ustream.tv/channel/naoj-20130515
▽「アルマ望遠鏡開所記念講演会」インターネット中継のご案内
http://www.nao.ac.jp/news/notice/2013/20130515-alma.html
■自然科学研究機構 若手研究者賞記念講演
自然科学研究機構は、新しい自然科学分野の創成に熱心に取り組み、成果を
あげた優秀な若手研究者を表彰することを目的として「自然科学研究機構若手
研究者賞」を創設しました。その第2回となる受賞記念講演を、6月16日に行い
ます。記念講演に先立ち、同会場で授賞式も行われます。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
開催概要
タイトル:「宇宙・生命・脳・物質・エネルギー」
若手研究者による Rising Sun II
―自然科学研究機構 若手研究者賞記念講演―
日時:2013年6月16日 (日) 13時から17時20分まで
会場:日本科学未来館 7階 みらいCANホール (東京都江東区青海2-3-6)
主催:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
参加費:無料
その他:ご参加には事前のお申し込みが必要です
参加申し込み方法については、自然科学研究機構ウェブサイト
(http://www.nins.jp/public_information/02risingsun.php) を
ご覧ください
内容
12:30- 若手研究者賞 授賞式
13:05- 記念講演 (各45分)
1:宇宙からの観測で明らかになったダイナミックな太陽の姿
原 弘久 (国立天文台)
2:原子と光に注目した高温プラズマの診断
後藤基志 (核融合科学研究所)
3:ゲノム科学で明らかにする共生と進化
重信秀治 (基礎生物学研究所)
4:遺伝子導入により解明した器用な手の運動を司る2つの神経回路
木下正治 (生理学研究所)
5:光を用いた分子ナノ集合体の電子機能の解明
山根宏之 (分子科学研究所)
17:20- 閉式
▽自然科学研究機構 第2回若手研究者賞記念講演
http://www.nins.jp/public_information/02risingsun.php
_____________________________________________________________________
発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2013年5月10日
_____________________________________________________________________