国立天文台 メールニュース
No.89 (2012年11月2日発行) 国立天文台公開講演会「アルマ望遠鏡が描く新しい宇宙像」、ほか
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国立天文台 メールニュース No.89 (2012年11月2日発行)
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もくじ
■国立天文台公開講演会「アルマ望遠鏡が描く新しい宇宙像」
■学術講演会「暗黒宇宙の謎に迫る―宇宙創成、そして惑星・生命誕生」
■大学共同利用機関シンポジウム2012「万物は流転する」
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■国立天文台公開講演会「アルマ望遠鏡が描く新しい宇宙像」
公開講演会「アルマ望遠鏡が描く新しい宇宙像」を、来る11月11日に開催い
たします。
南米チリにある標高5000メートルのアタカマ高地で、日本をはじめとする東
アジア、北米、欧州、チリなど世界の20の国と地域が協力する「アルマ望遠鏡」
が観測を始めています。このアルマ望遠鏡は、これまでの同種の電波望遠鏡に
比べて、およそ100倍の感度と解像度という圧倒的な性能を誇ります。私たちが
住む銀河系はどのようにしてできたのか、地球のような惑星は宇宙にありふれ
た存在なのか、そして生命のもとはどこからやってきたのか―講演では、人類
が長年にわたって抱いてきた疑問に迫るアルマ望遠鏡についてお伝えします。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
開催概要
テーマ:アルマ望遠鏡が描く新しい宇宙像
日時:2012年11月11日 (日) 13時から14時30分まで (開場12時45分)
会場:日本科学未来館 7階 みらいCANホール (東京都江東区青海2-3-6)
主催:自然科学研究機構 国立天文台
参加費:無料
その他:事前の参加お申し込みは不要です (定員300名)
本講演会は「サイエンスアゴラ2012」の企画として開催します
内容
講演1:アルマ望遠鏡で探る星と惑星の誕生
平松正顕 (国立天文台チリ観測所 助教)
講演2:アルマ望遠鏡で探る銀河の誕生
松田有一 (国立天文台チリ観測所 助教)
▽国立天文台公開講演会「アルマ望遠鏡が描く新しい宇宙像」開催のご案内
http://www.nao.ac.jp/news/notice/2012/20121019-naoj-lecture.html
▽アルマ望遠鏡 (国立天文台)
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
■学術講演会「暗黒宇宙の謎に迫る―宇宙創成、そして惑星・生命誕生」
学術講演会「暗黒宇宙の謎に迫る―宇宙創成、そして惑星・生命誕生」を、
来る12月2日に開催いたします。
宇宙はどのようにして生まれどのように進化してきたのか。太陽系のような
惑星はどのようにして生まれたのか。生命が存在する惑星は、地球の他にもあ
り得るのか。人類は古来、こうした疑問を持ち続けてきました。天文学はこの
謎に、多くの知恵と最先端の技術を費やして挑んできました。そして今も、人
間の目には見えない光を捉え暗黒宇宙の謎に迫る取り組みが続けられています。
本講演会では、世界の第一線で活躍する気鋭の研究者が暗黒宇宙に迫る研究の
最先端についてお伝えします。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
開催概要
テーマ:暗黒宇宙の謎に迫る―宇宙創成、そして惑星・生命誕生
日時:2012年12月2日 (日) 14時から17時30分まで (開場13時30分)
会場:日本科学未来館 7階 みらいCANホール (東京都江東区青海2-3-6)
主催:自然科学研究機構 国立天文台
参加費:無料
その他:ご参加には事前のお申し込みが必要です (定員:300名、先着順)
お申し込み締め切りは11月30日正午です
(ただし定員に達し次第締め切ります)
内容
開会あいさつ 林 正彦 (国立天文台 台長)
講演1:現代宇宙論の最前線
小松英一郎 (ドイツ マックスプランク天体物理学研究所 所長)
講演2:星と惑星の誕生と、星間に浮かぶ生命の材料
Ewine van Dishoeck (エヴィン・ヴァン・ディショック)
(オランダ ライデン大学 教授)
講演3:動き出したアルマ望遠鏡 (仮)
Thijs de Graauw (タイス・ドゥ・フラウ)
(チリ 合同アルマ観測所 所長)
▽学術講演会「暗黒宇宙の謎に迫る―宇宙創成、そして惑星・生命誕生」
開催のご案内
http://www.nao.ac.jp/news/notice/2012/20121025-naoj-lecture.html
■大学共同利用機関シンポジウム2012「万物は流転する」
大学共同利用機関は、多種多様な研究分野における「全大学の共同利用の研
究所」として個々の大学の域を越えた共同研究を推進する、我が国独自の研究
機関です。個々の大学では維持が難しい「大規模な施設や設備、先導的共同研
究や新分野開拓の場、膨大な学術資料やデータ等の知的基盤」を全国の研究者
の利用に役立て、効果的な共同研究を実施することで、我が国の学術研究の発
展に重要な貢献をしています。
この大学共同利用機関が日々行っている最先端の研究とその成果を、より多
くの皆様に知っていただくため、本シンポジウムを開催します。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
開催概要
テーマ:誕生の謎―万物は流転する
日時:2012年11月17日 (土) 12時から17時まで
会場:東京国際フォーラム ホールB7 (東京都千代田区丸の内3-5-1)
主催:大学共同利用機関協議会
参加費:無料
その他:事前の参加お申し込みは不要です
内容
講演1:物質の誕生―ヒッグス粒子
磯 暁 (高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 教授)
講演2:銀河の誕生―宇宙の一番星
家 正則 (自然科学研究機構 国立天文台 教授)
講演3:いのちの誕生―卵子と精子の誕生とその運命
相賀裕美子 (情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 教授)
講演4:ことばの誕生―人間言語・個別言語の発生
John Whitman (ジョン・ホイットマン)
(人間文化研究機構 国立国語研究所 教授 言語対照研究系長)
ブース展示:大学共同利用機関をはじめとする21の研究機関の最先端研究に
触れることができます
▽大学共同利用機関シンポジウム2012 (大学共同利用機関協議会)
http://万物流転.jp/
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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2012年11月2日
ウェブ:http://www.nao.ac.jp/mailnews/
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