国立天文台 メールニュース

No.70 (2012年2月1日発行) 平成25 (2013) 年暦要項の発表

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    国立天文台 メールニュース No.70  (2012年2月1日発行)
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もくじ
■平成25 (2013) 年暦要項の発表
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■平成25 (2013) 年暦要項の発表

 国立天文台は、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項 (れきようこう) を発表
しています。暦要項には、国立天文台で推算した翌年の暦 (国民の祝日、日曜
表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食など) を掲載
しています。
 今年も2月1日に「平成25 (2013) 年暦要項」を発表しました。以下は、主な
内容です。

 平成25 (2013) 年の国民の祝日は次のとおりです。

  元日      1月 1日
  成人の日    1月14日
  建国記念の日  2月11日
  春分の日    3月20日
  昭和の日    4月29日
  憲法記念日   5月 3日
  みどりの日   5月 4日
  こどもの日   5月 5日
  海の日     7月15日
  敬老の日    9月16日
  秋分の日    9月23日
  体育の日   10月14日
  文化の日   11月 3日
  勤労感謝の日 11月23日
  天皇誕生日  12月23日

 2013年には日食が2回、月食が1回あります。
 4月26日の明け方には部分月食があります。日本では、北日本と関東地方の
一部では見られず、その他の地域では見られるものの、月はごくわずかしか欠
けません。しかも、日の出直前のため空も明るくなり始めています。また、関
東地方 (一部を除く)、中部地方、近畿地方、中国地方東部、四国地方東部で
は、月食中に月の入りを迎えてしまいます。
 5月10日には金環日食がありますが、日本では、南鳥島とその周辺海域で部分
日食が見られるのみです。
 11月3日から4日にかけては金環皆既日食がありますが、日本では見ることが
できません。
 日食や月食の各地での詳しい状況や予報については、暦要項のほか、暦計算
室ウェブサイトでも調べることができます。

 国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑
星の視位置をはじめ諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行
しています。ここから主要な項目を抜粋したものが暦要項です。
 昭和29 (1954) 年6月1日の官報に翌昭和30 (1955) 年の暦要項を掲載したの
が最初で、昭和39 (1964) 年の暦要項からは現在のように前年2月の最初の官報
に掲載するようになりました。
 暦要項、暦象年表の内容は、国立天文台暦計算室ウェブサイトでご覧いただ
くことが可能です。

 ▽暦要項
  http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/

 ▽国立天文台 天文情報センター 暦計算室
  http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/


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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2012年2月1日

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