質問1-1

場所によって日の出・日の入りの時刻って違うの?

日の出や日の入りの時刻は、見る場所や日によって違います。また、山の上などで見るのであれば、その場所の標高も関係してきます。

日の出・日の入り時刻が場所によって違うことは、皆さんも感じたことがあるかもしれません。例えば、西日本に住んでいる人が東日本に行くと、夕方暗くなるのがずいぶん早いと感じることがあります。これは、実際に、東に行くほど日の出・日の入りが早いために、そう感じるのです。

もう少し詳しく言うと、経度で1度東に進むごとに、時間にして4分ずつ日の出・日の入りが早くなります。(ただし、緯度の違いによっても、日の出・日の入りの時刻は違ってきますので、経度の差だけで、正確な日の出・日の入り時刻の違いを計算することはできません。)

また、日の出・日の入りの時刻が日によって(季節によって)違うことは、皆さん日常的に実感されていると思います。夏至の頃は日の出が早くて日の入りが遅いため、昼の時間が長く、冬至の頃は日の出が遅くて日の入りが早いため、昼の時間が短いのです。夏と冬の昼の時間の長さの違いは、日本国内では北に行くほど顕著です。

同じ場所で考えると、ある日の日の出・日の入り時刻は、年によって大きく変わることはありません。ですから、ある年の日の出・日の入り時刻を知ることができれば、他の年でも、同じ日であれば、日の出・日の入り時刻はほとんど変わらないと考えることができます。

それから、標高と日の出・日の入りの関係ですが、高い山の頂上などでは、高さの分だけ地平線が下がって見えますので、日の出は早く、日の入りは遅くなります。

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