ほしぞら情報2024年10月

月が金星に接近(2024年10月)

2024年10月6日 日の入り30分後 東京の星空
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月と金星のランデブーに注目!

宵の明星・金星が、日の入り後の空で存在感を放つようになってきました。

10月上旬には金星は、日の入り後の西南西の低空で明るく輝いています。日の入り30分後の金星の高度は10度程度とまだまだ低いのですが、マイナス4等級の明るさで輝く金星は、高度が低くても目に付きやすいでしょう。6日には、金星の左側に細い月が見えます。

金星は2025年1月10日に東方最大離角となるため、これから徐々に高度を上げ、宵の明星としての存在感を増していきます。日の入り後の西の空に見える金星には、おおむね1カ月に1回の頻度で細い月が近づきます。これから5カ月ほど、宵の空で月と金星のランデブーが楽しめそうです。

(参照)暦計算室ウェブサイト 今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。また「こよみ用語解説 」の「天象」の項では、最大離角、内合などの惑星現象の用語について解説しています。

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