東京の星空・カレンダー・惑星(2022年9月)
概要
9月は、日々形を変えながら夜空を移動していく月と、その近くに見える天体に注目しましょう。10日の中秋の名月前後、月は土星や木星の近くに見えます。木星は27日に衝となり、これからが見頃となります。さらに月は、17日には火星の近くに見えます。このとき、火星の近くにはおうし座の1等星アルデバラン、ヒアデス星団も見えています。
東京の星空

カレンダー(9月)
1日 | 二百十日 |
4日 | 上弦 |
8日 | 白露(太陽黄経165度) |
10日 | 中秋の名月/満月/水星が留 |
17日 | 海王星が衝 |
18日 | 下弦 |
19日 | 敬老の日 |
20日 | 彼岸の入り |
23日 | 秋分の日/秋分(太陽黄経180度)/水星が内合 |
26日 | 新月 |
27日 | 木星が衝 |
惑星
- 水星
- 上旬から中旬にかけて、日の入り後の西の低空に位置しています。23日に内合となり、以後は日の出前の東の低空に位置するようになります。高度が低く観察は難しいでしょう。
- 金星
- 日の出直前の東の低空に位置していますが、見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
- 火星
- おうし座を東に移動しています(順行)。真夜中の東の空に見え、明るさはマイナス0.1等からマイナス0.5等。
- 木星
- うお座とくじら座の境界付近を西に移動し(逆行)、27日に衝となります。真夜中の南の空に見え、明るさはマイナス2.9等。
- 土星
- やぎ座を西に移動しています(逆行)。宵の南東の空に見え、明るさは0.4等から0.5等。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。