自然科学研究機構 国立天文台

明け方の空で月が惑星たちに接近(2022年3月)

3月28日、29日朝の金星と火星、土星の位置(日の出1時間前)
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金星・火星と近づく土星、細い月との共演も

日の出前の南東の低空で並んでいる金星と火星に、下旬になると土星が高度を上げて近づいてきます。マイナス4.4等の圧倒的明るさで輝く金星と、それぞれ1.1等、0.8等と似たような明るさの火星、土星が毎日少しずつ位置関係を変えていきます。29日には、金星と土星が約2度(月の視直径の4倍程度)まで接近します。

この惑星たちが形作るトライアングルの近くを、28日から29日にかけて、新月前の細い月が通り過ぎていきます。にぎやかな天体の集結ですが、高度が低いため、楽しむにはごく低空まで視界の開けた場所が望ましいでしょう。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。「こよみの計算」では、太陽や月、惑星の出入りの時刻や方位などを調べることができます。「こよみ用語解説」の「天象」の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。