自然科学研究機構 国立天文台

月が水星、土星、木星に接近(2022年1月)

月が水星、土星、木星に接近 2022年1月4日から6日 17時30分頃 東京の星空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

細い月と惑星たちの接近に注目!

1月上旬、日の入りから1時間ほどたち空が暗くなった頃、南西の空には明るく輝く木星が見えています。木星よりもさらに20度ほど(腕をぴんと伸ばした位置で作った握りこぶしの幅2個分の角度)空の低い位置には土星、さらに低く、地平線に近い位置には水星が見えています。

1月4日から6日にかけて、これら3惑星の近くを細い月が通り過ぎていきます。4日には前日に新月を迎えたばかりの細い月が水星の左横に見えます。日の入り30分後の高度が10度ほどなので、南西から西の方角の開けている場所で観察しましょう。双眼鏡があるとさらに見つけやすくなります。さらに月は東へ東へと移動し、5日は土星と木星の間に、6日は木星の左横に見えます。木星のように明るい惑星の近くに月があるときは、夜空の中でひときわ目立っていることでしょう。

月が細い頃、月の暗い部分がうっすらと見えていることがしばしばあります。これは、太陽の光が当たっていない部分(月の夜の部分)が地球に照らされているためで、「地球照(ちきゅうしょう)」と呼ばれています。地球照は、月が細い頃が見やすくなります。

月は地球の周りを約1カ月かけて公転しています。このため、地球から見ると月は西から東へと日々空を移動し、約1カ月かけて空を1周します。月も惑星も黄道(天球上の太陽の通り道)の近くに位置しているため、月と惑星の接近はしばしば起こります。月と惑星たちの共演を楽しむ機会は毎月のようにありますが、月の形や惑星との位置関係、そして、見える時間帯は毎回同じわけではありません。これからも一期一会の光景を楽しみましょう。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。