月が火星に接近(2020年11月)

火星の見頃、継続中!
10月6日に地球に最接近となった火星が、観察しやすい時間帯に夜空に見えるようになってきました。最接近の頃にはマイナス2.6等もあった火星の明るさは、11月上旬には約マイナス2等、下旬には約マイナス1等と、徐々に落ち着いた輝きになっていきます。それでも赤く明るく輝く火星は、明るい星の少ない秋の星空の中で一番に目につきます。
11月25日から26日にかけて、上弦を過ぎて満月に向かいつつある月が、火星の近くに見えます。火星は月明かりの中でも存在感を放っていることでしょう。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。