自然科学研究機構 国立天文台

月が木星、土星、火星に接近(2020年4月)

月が木星、土星、火星に接近 2020年4月15から17日 日の出1時間前 東京の星空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

早起きをして月と惑星を観察しよう!

日の出前の南東の空には、右上から木星、土星、火星の3つの惑星が並んでいます。
15日から17日にかけて、月がこの3惑星のそばを通り過ぎていきます。

まず、4月15日、下弦の月が木星に近づきます。マイナス2.2等の木星は、明るい半月のそばでそれに負けじと輝いて見えるでしょう。16日には、より細くなった月は、土星を通り過ぎて火星に近づきます。木星に比べて0.6等と穏やかな輝きの火星は、月の光に紛れて見えづらくなるかもしれません。もし、オペラグラスや視野の広い双眼鏡を持っていたら火星をのぞいてみましょう。一つの視野の中で、月とそのそばで赤く輝く火星が見えるでしょう。17日には、月が3惑星の左下に移動し、4つの天体がバランスよく並びます。地上の風景を入れて写真を撮るのも良いかもしれませんね。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。暦象年表では、太陽や月、惑星の出入りの時刻や方位などを調べることができます。

コラム
天文学の現場から

平松正顕
平松正顕
国立天文台助教

土星最大の衛星「タイタン」の大気には、有機分子が大量に含まれます。このため、大気組成と生命の起源との関係が注目されています。アルマ望遠鏡による観測で、太陽系外から飛来する高エネルギー粒子(銀河宇宙線)が、タイタンの複雑な大気組成に影響を与えていることが明らかになりました。
アルマ望遠鏡を用いた研究成果

NASAの土星探査機カッシーニが撮影した、土星の衛星タイタン