自然科学研究機構 国立天文台

月が金星に接近(2019年4月)

2019年4月1日、2日 日の出30分前の東京の星空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

日の出前の東の低空に注目しよう

4月1日、2日の日の出前、東の空低く輝く金星に新月前の細い月が近づき、美しい眺めとなります。東京では日の出30分前の金星の高度は10度ほどと低いですが、月と金星という目立つ天体の組み合わせですので、比較的見つけやすいでしょう。早起きをして、東の方角の見晴らしが良い場所で観察してみてください。

金星は、6月頃まで日の出前の低空に見える時期が続きます。7月に入ると急激に高度を下げ、8月14日に外合となります。外合以降は日の入り後の西の低空に位置するようになりますが、年末までは観察しにくい時期が続きます。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

コラム
天文学の現場から

平松正顕
平松正顕
国立天文台助教

自転速度の60倍もの暴風「スーパーローテーション」が吹く金星。アルマ望遠鏡は、その大気に含まれる一酸化炭素分子や二酸化硫黄分子が放つ電波をとらえ、大気の温度や風の動きを詳しく調べています。
アルマ望遠鏡

アルマ望遠鏡山麓施設のアンテナと金星