月と金星が接近(2018年12月)

明け方の空に並ぶ月と金星を楽しもう
12月は、金星が日の出前の南東の空に見えています。4日には、新月3日前の細い月が金星の左に並び、たいへん目を引く眺めとなるでしょう。金星の右上には、少し離れておとめ座の1等星スピカも見つけることができます。
空が暗いうちに月をよく見ると、月の影の部分がうっすらと光っているのに気づくかもしれません。この現象は「地球照」と呼ばれます。月が地球からの反射光によって照らされるために起こる現象です。双眼鏡で観察したり、肉眼でも目のよい人なら、地球照の中にもちゃんと月の模様が見えているのがわかります。