自然科学研究機構 国立天文台

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火星が地球に最接近(2018年7月)

2016年から2035年の最接近時の地球と火星の位置関係と火星の見かけの大きさ
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

火星観望の好機到来!

7月31日に火星が地球に最接近します。最接近時の火星と地球の間の距離は5,759万キロメートルです。今回の接近は、「大接近」とも呼ばれる近い距離での最接近となります。6000万キロメートルよりも近い距離まで近づくのは2003年の最接近以来15年ぶりです。

火星は地球のひとつ外側にある惑星で、約780日(約2年2カ月)の周期で地球への接近(会合)を繰り返しています。地球の軌道はかなり円に近い形をしていますが、火星の軌道は少しつぶれた楕円形をしています。また、会合周期がちょうど2年ではなく2年2カ月であるため、火星と地球が接近する位置は毎回ずれ、距離も大きく変わります(最も近い位置での接近と最も遠い位置での接近では、距離が2倍ほど違います)。

火星の直径は地球の半分程度と小さく、遠い時は表面のようすがよく観察できませんが、地球との最接近を迎えるころは火星が大きく見えるため、観察の好機となります。

火星の接近というと最接近の日ばかりが話題になりますが、最接近前後の数週間は、地球と火星の距離はそれほど変わりません。この機会に、ぜひ火星を望遠鏡で観察してみてください。望遠鏡をお持ちでない方は、天文施設にお出かけになって、大きな望遠鏡で火星をご覧になってみてはいかがでしょう。

火星の接近について詳しく知りたい方は、基礎知識「火星の接近」を、今回の接近については特集「火星大接近2018」をご覧ください。

火星のペーパークラフト

火星のペーパークラフトを用意しました。このペーパークラフトには、火星のいくつかの有名な地形が書かれています。地形の特徴や名前の由来などを調べるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

ペーパークラフト 火星儀(ギャラリー)

参照:暦計算室ウェブサイト

今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。