自然科学研究機構 国立天文台

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水星が東方最大離角(2018年3月)

2018年3月上旬-下旬 日の入り30分後 東京の星空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

金星を手がかりに水星をさがしてみよう

3月の中旬、水星が日の入り直後の西の空で見つけやすくなっています。
水星は、普段は高度が低く見つけるのが難しい惑星です。しかし、3月16日に東方最大離角を迎えるため、3月11日から3月20日にかけては、日の入り30分後の高度が東京で10度を超え、たいへん観察しやすくなります。さらにこの時期、水星のそばでは、金星が鋭い輝きを放っていて、とてもいい目印になっています。

日の入り直後、西側にさえぎるもののない場所で、まずは地平線近くに輝く金星をみつけます。明るい金星は、黄昏に染まる夕空の中でも目立って見えるでしょう。金星が見つかったら、その少し右上あたりに控えめに輝く水星を探しましょう。一般的な双眼鏡では、金星を覗いたときに、ちょうど視野ぎりぎりくらいのところで水星をとらえることができます。肉眼で探すより、ずっとみつけやすいでしょう。(ただし、双眼鏡で太陽を見ないよう、必ず太陽が沈んでから観察するようにしてください。)

東方最大離角の16日を過ぎると、水星が徐々に高度を下げるのに対し、金星は逆に高度を上げていきます。
20日前後には、この二つの惑星はほぼ同じ高度で並んで輝き、その後、日を追うごとに水星を見つけるのは難しくなっていきます。
11日から20日の10日間は、ほぼ毎日、同じような条件で水星探しにチャレンジできます。何日か天気が悪くてもあきらめず、この機会にぜひ、明るい金星を手掛かりに水星を探してみましょう。

参照:暦計算室ウェブサイト

今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。