自然科学研究機構 国立天文台

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カノープスをみつけよう(2018年2月)

冬の大三角やおおいぬ座のシリウスからたどるカノープスの見つけ方
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

カノープス 観察のチャンス!

カノープスは全天で2番目に明るい1等星ですが、日本の多くの地域では、南の空の低い位置にあるため、なかなか見つけにくい星です。北日本では地平線より上に昇らず、見ることができません。平地での計算上の北限は、北緯約37.9度、おおむね福島県北部付近です。南の地域ほど高く昇るため、比較的見つけやすくなり、沖縄の那覇では南中高度(南の空で最も高くなる時の高さ)が10度を超えます。

よく晴れた夜に、南の空が開けた場所で、カノープスを探してみましょう。上の図のように冬の大三角やおおいぬ座のシリウスを目印にするとよいでしょう。カノープスは白色の恒星ですが、空の低い位置に見える場合は、地球の大気の影響で、やや暗く赤っぽい色に見えます。

中国では、カノープスを「南極老人星」と呼び、この星を見ると寿命が延びる、という伝説があるそうです。夜更け前にカノープスが南中する2月は観察のチャンスです。是非、チャレンジしてみてください。

主な場所での南中高度と時刻
場所南中高度南中時刻(1日)南中時刻(11日)南中時刻(21日)
那覇11.2度22時07分21時28分20時48分
福岡3.9度21時56分21時17分20時37分
京都2.5度21時35分20時55分20時16分
東京1.9度21時19分20時39分20時00分
福島0.1度21時16分20時37分19時57分

※南中高度は大気の影響を考慮したもの