自然科学研究機構 国立天文台

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月が金星、水星・火星に接近(2017年9月)

2017年9月17日、18日、19日 日の出30分前の東京の空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

新月前の極細の月の観察に挑戦!

9月中旬、日の出直前の明るくなった東の空には、金星がひときわするどい輝きを放っています。そして、金星の左下のさらに空の低いところには、12日に西方最大離角を迎えた水星が比較的見つけやすくなっています。この金星と水星に、20日の新月に向かって非常に細くなりつつある月が、9月18日、19日と順番に近づきます。

まずは18日、月齢27の月が近づくのは金星です。日の出時刻の1時間ほど前には、金星の高度はすでに10度を超えています。明るくなり始めた空では細い月は見えにくくなります。そこで早めの時刻に、地平線近くまで見通せるような東の空がひらけた場所で、金星を手掛かりに、月を探してみましょう。まだ、空が暗いうちなら、細い月でも見つけやすいはずです。月の影の部分が地球からの反射光に照らされてうっすら光る現象も観察できるでしょう。これは「地球照」という現象です。
続いて19日には、さらに細く低くなった月が水星と火星に近づきます。月齢28は、見つけられるほぼ限界の月といわれています。日の出時刻の30分前でも火星と水星の高度は10度以下ですが、まず、なんとか水星を見つけて双眼鏡でのぞいてみましょう。すると、天気などの条件が良ければ、視野の中でちょうど火星と水星の間にすっぽりとはまり込んだように、細い月があるのがわかるかもしれません。
各地の日の出時刻は、国立天文台・天文情報センター暦計算室のウェブサイトの「今日のこよみ」で調べることができます。
惑星が目印になるこの機会に、見つけるのが難しい新月直前の月の観察に挑戦してみましょう。

参照:暦計算室ウェブサイト

今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。