ほしぞら情報 2015年11月

目次

東京の星空

東京の星空(2015年11月中旬午後8時頃)
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カレンダー(11月)

3日下弦 / 文化の日
8日立冬(太陽黄経225度)
12日新月 / このころ、おうし座北流星群が極大(月明かりの影響がない)
17日水星が外合
18日13時頃、しし座流星群が極大(夜半前に月が沈む)
19日上弦 / 海王星が留
23日勤労感謝の日 / 小雪(太陽黄経240度)
26日満月
30日土星が合

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization / 国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。

惑星

水星
見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。17日に外合となります。
金星
日の出前の東の空で、ひときわ明るく輝いています。明るさは、マイナス4.3等~マイナス4.2等。
火星
しし座からおとめ座へと移動し、日の出前の東の空に見えます。明るさは、1.7等~1.5等。
木星
しし座にあり、日の出前の東の空で明るく輝いています。明るさは、マイナス1.8等~マイナス2.0等。
土星
見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。30日に合となります。

参照:暦計算室ウェブサイト

「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

トピックス

月と金星、木星、火星の接近

11月6日から8日 日の出1時間前 東京の星空
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日の出前の東の空で、マイナス4等台の金星と約マイナス2等の木星が、とてもよく目立っています。金星と木星の近くには火星も見えていますが、マイナス等級の金星や木星に比べると、かなり控えめな輝きです。

11月上旬には金星と火星が接近して見えていて、4日に最も近づきます。 また、11月6日から8日にかけては細い月が3惑星の近くに見え、美しい眺めとなります。

アルデバランと月の接近、アルデバラン食

アルデバラン食の経過図
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11月26日、月がおうし座の1等星アルデバランを隠す「アルデバラン食」が起こります。

出現は九州の一部を除くほぼ日本全国で見られますが、潜入が見られるのは関東以北に限られます。ただし、潜入や出現が見られる地域でも、月やアルデバランが低い位置にある時間帯の現象なので、肉眼での観察は難しいかもしれません。観察には、望遠鏡や双眼鏡を使ったほうがよいでしょう。

アルデバラン食が終わってからしばらくたって月が空高く昇った頃、満月のすぐ近くにオレンジ色に輝くアルデバランを見つけることができます。

月の出の時刻潜入時刻(アルデバランの高度)出現時刻(アルデバランの高度)
札幌16時42分17時18.2分(5.3度)18時09.9分(14.5度)
仙台16時55分17時11.8分(2.3度)18時03.9分(12.1度)
東京17時05分17時09.2分(0.1度)18時00.6分(10.1度)
京都17時22分見られません18時00.3分(6.7度)
福岡17時47分見られません17時59.8分(2.0度)
那覇18時11分見られません見られません

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