プロジェクト研究員(外部資金公募)
自然科学研究機構国立天文台では、若手研究者の登竜門として、大学共同利用機関のプロジェクト等に貢献する研究業務を経験すると同時に、自律した研究も行うプロジェクト研究員という職員採用制度を設けています。外部資金公募とは、大規模学術フロンティア促進事業(すばる・アルマ・TMT)のフロンティア予算や科研費などの外部資金で雇用するプロジェクト研究員です。
このポストは、以下のような特色があります。
フロンティア予算で雇用される場合
- すばる・アルマ・TMTに貢献する研究業務を実施することでその後のキャリアに役立つ幅広い経験を積みつつ、要件により勤務時間の50%以上をご自身が設定する課題の研究に充てられます
- 研究費が年間50万円配分されます
- 科学研究費助成事業の応募資格があります
他の外部資金で雇用される場合
- 研究課題と整合した研究を行うとともに、要件により勤務時間の30%以下を自身の研究に充てられます
- 研究費や科学研究費助成事業の応募資格は、外部資金によってルールが違いますのでお問い合わせください。
国立天文台においてプロジェクト等に貢献し経験を積みつつ、研究課題に即した研究を行い、次のアカデミックポストを目指す意欲的な若手研究者をお待ちしています。
募集概要
- 募集人数
- 数名/年
- 専門分野
- 天文観測装置の研究開発、天文学の理論的・観測的研究および関連分野
- 職務内容
-
- 要件により勤務時間の多くは、所属するプロジェクト・センター長と相談の上で、所属プロジェクト等に貢献する研究業務を行います。
- 上記研究業務に従事していない時間は積極的にご自身の課題の研究を進めてください。
- プロジェクト等に貢献する研究業務、ご自身の研究の両者について十分に実施できているかを、毎年度評価します。
- 応募資格
- 天文学か関連する分野での博士号を有するまたは当該年度3月末までに取得見込みであること
審査では、一般的な科学業績に加えて、プロジェクト等の研究業務に対する適合性や、それを完遂するための能力も評価されます。 - 勤務地
- 国立天文台の三鷹(東京都三鷹市大沢)、水沢(岩手県奥州市水沢星ガ丘町)、野辺山(長野県南佐久郡南牧村野辺山)、岡山(岡山県浅口市鴨方町)、神岡(岐阜県飛騨市神岡町)、ハワイ(アメリカ合衆国ハワイ州ヒロ)、チリ(チリ共和国サンティアゴ)のいずれか
- 契約期間
- フロンティア予算で雇用の場合は、契約期間は原則として3年間(試用期間:6カ月)で、年度毎に業績評価を受けます。また、審査の上1回に限り2年以下の更新の可能性があります。
他の外部資金で雇用の場合は、契約期間は原則として3年間(試用期間:6カ月)で、外部資金に応じて公募時に定義されます。
ただし、いずれの場合も、2004年4月以降国立天文台にプロジェクト研究員等としての勤務期間がある場合、通算雇用期間が5年を超えることはできません。 - 採用審査過程(予定)
- 公募毎に日程は異なりますので、募集にご注意ください。なお、仮に一般公募と同時に募集する場合は以下の通りとなります。
公募期間:9月から10月末
書類選考:11月
面接:11月
採用決定:11月末
採用時の勤務条件等
- 職員区分
- 年俸制職員
- 職名
- 特任研究員
- 所属部門
- 受入教員の所属するプロジェクト、センター、研究部
- 給与等
-
- 年俸額420万円(年俸額の12分の1を月額支給)の他、通勤手当(上限55,000円/月)が支給されます。ボーナス、退職金の支給はありません。
- 研究費が年間50万円(フロンティア予算の場合)配分されます。
- 科学研究費助成事業への応募資格があります(フロンティア予算の場合)。
- 勤務形態
- 裁量労働制 午前8時30分から午後5時15分(休憩60分)を基本とする
- 休日
- 毎週土、日曜日、国民の祝日、年末年始(12月29日から翌年1月3日)
- 休暇
- 年次休暇20日、他夏季休暇、慶弔等(すべて有給)
- 保険
- 文部科学省共済組合(健康保険)、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
- 赴任旅費
- 支給(ただし、要件あり)
- 海外勤務の場合
- 米国ハワイ州外よりハワイ観測所(ハワイ州ヒロ)に着任する場合、またはチリ共和国外よりチリ観測所(サンティアゴ)に着任する場合は、上記の年俸の他に手当が支給されます。
ハワイ観測所(ハワイ州ヒロ)に着任する場合は、ハワイ大学研究公社(RCUH)による雇用となります。給与・手当は、米ドルにて支給されます。