プロジェクト研究員(一般公募)

自然科学研究機構国立天文台では、若手研究者の登竜門として、大学共同利用機関のプロジェクト等に貢献する研究業務を経験すると同時に、自律した研究も行うプロジェクト研究員という職員採用制度を設けています。申請者が申請時に、プロジェクト・センター・科学研究部(ただしフロンティア予算で研究員を雇用しているハワイ観測所、アルマプロジェクト(チリ観測所含む)、TMTプロジェクトを除く。)の中から所属先とその中で設定されている研究課題を選びます。

このポストは、以下のような特色があります。

  • プロジェクト・センター・科学研究部に貢献する研究業務を実施することでその後のキャリアに役立つ幅広い経験を積みつつ、勤務時間の50%以上をご自身が設定する課題の研究に充てられます
  • 研究費が年間50万円配分されます(受け入れ研究者との合意により、プロジェクト・センター・科学研究部の研究、ご自身の研究どちらに使うことも可能)
  • 科学研究費助成事業の応募資格があります

国立天文台においてプロジェクト等に貢献し経験を積みつつ、自律的な研究を行い、次のアカデミックポストを目指す意欲的な若手研究者をお待ちしています。

募集概要

募集人数
3名程度/年
専門分野
天文学、天文観測装置開発および関連分野
職務内容
  • 勤務時間の半分を上限として、募集時に下記のリンク先に示したプロジェクト等での研究業務内容の中から応募時に選択した研究業務を行います。

各プロジェクト等の研究業務一覧

  • 上記研究業務に従事していない時間は積極的にご自身の課題の研究を進めてください。
  • プロジェクト等に貢献する研究業務、ご自身の研究の両者について十分に実施できているかを、毎年度評価します。
応募資格
天文学か関連する分野での博士号を有する、または当該年度3月末までに取得見込みであること
審査では、一般的な科学業績に加えて、選択したプロジェクト等の研究業務に対する提案研究計画の適合性や、それを完遂するための能力も評価されます。
勤務地
国立天文台の三鷹(東京都三鷹市大沢)、水沢(岩手県奥州市水沢星ガ丘町)、野辺山(長野県南佐久郡南牧村野辺山)、岡山(岡山県浅口市鴨方町)、神岡(岐阜県飛騨市神岡町)、チリ(チリ共和国サンティアゴ)のいずれか
契約期間
着任日より3年間(試用期間:6ケ月)で、更新はありません。年度毎に業績評価を受けます。ただし、2004年4月以降国立天文台にプロジェクト研究員等としての勤務期間がある場合、通算雇用期間が5年を超えることはできません。
採用審査過程(予定)
公募期間:8月下旬から9月下旬
書類選考:10月
面接:11月上旬
採用決定:11月末日

採用時の勤務条件等

職員区分
年俸制職員
職名
特任研究員
所属部門
希望するプロジェクト、センター、研究部(ただしハワイ観測所、アルマプロジェクト(チリ観測所含む)、TMTプロジェクトを除く。)のうちから、選考により所属先を決定します。
給与等
  • 年俸額420万円(年俸額の12分の1を月額支給)の他、通勤手当(上限55,000円/月)が支給されます。ボーナス、退職金の支給はありません。
  • 研究費が年間50万円配分されます。
  • 科学研究費助成事業への応募資格があります。
勤務形態
裁量労働制 午前8時30分から午後5時15分(休憩60分)を基本とします
休日
毎週土、日曜日、国民の祝日、年末年始(12月29日から翌年1月3日)
休暇
年次休暇20日、他リフレッシュ休暇、慶弔等(すべて有給)
保険
文部科学省共済組合(健康保険)、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
赴任旅費
支給(ただし、要件あり)
海外勤務の場合
チリ共和国外よりチリ観測所(サンティアゴ)に着任する場合は、上記の年俸の他に手当が支給されます。

プロジェクト研究員退職後のキャリア

プロジェクト研究員の転出先

プロジェクト研究員の転出先
転出先
分類 人数
国公私立大学及びその附置研究所 5
独立行政法人・大学共同利用機関法人等の国内研究機関 5
民間企業 1
海外の大学・研究機関等 2
その他 1

転出先の例:国立天文台、東京大学、昭和女子大学、筑波大学、名古屋大学、カリフォルニア工科大学、ケルン大学、情報通信研究機構

プロジェクト研究員退職後のポジション

プロジェクト研究員退職後のポジション
ポジション
分類 人数
教授・准教授(任期付きや年俸制を含む) 0
助教(任期付きや年俸制を含む) 0
研究員・ポスドク等(常勤及び非常勤) 10
大学等の講師(常勤及び非常勤) 1
その他の研究・教育関連職 1
その他 2

※2020年度以降採用のプロジェクト研究員

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