自然科学研究機構 国立天文台

メニュー

ほしぞら情報2014年10月

目次

東京の星空

東京の星空(2014年10月中旬20時頃)
大きなサイズで見る

カレンダー(10月)

2日上弦
5日水星が留
8日皆既月食(日本全国で観察できる) 参照:月食各地予報 / 満月 / 天王星が衝 / 寒露(太陽黄経195度)
9日午前8時30分頃、10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が極大(一晩中月が見えるので、条件が悪い)
10日このころ、おうし座南流星群が極大(月明かりがあり、条件が悪い)
13日体育の日
16日下弦
17日水星が内合
20日土用の入り(太陽黄経207度)
21日このころ、オリオン座流星群が極大(月明かりがほとんどなく、条件が良い)
23日霜降(太陽黄経210度)
24日部分日食(日本では見られない) 参照:日食各地予報 / 新月
25日水星が留 / 金星が外合
31日上弦

惑星

水星
月の前半は日の入り後の西の空にありますが、見かけ上太陽に近く観察には適しません。17日の内合を過ぎると、日の出前の東の空に姿を現し、日に日に高度を上げます。11月1日の西方最大離角の前後数日間は、高度が高く観察の好機となります。西方最大離角を含む前後1週間の明るさはマイナス0.1等~マイナス0.7等。
金星
下旬に外合となるまでは日の出前の東の空にあり、その後、日の入り後の西の空に移ります。見かけ上太陽に近く観察には適しません。
火星
へびつかい座からいて座へと移動しています。日の入り後に南西の低空に見え、20時頃に沈みます。明るさは0.8等~0.9等と、4月の接近時に比べるとすっかり暗くなったため、あまり目立たなくなってきました。
木星
かに座からしし座へと移動しています。真夜中すぎに東の地平線に姿を現し、日の出前には東の空の高い位置にまで移動します。明るさはマイナス1.9等~マイナス2.1等。
土星
てんびん座にあります。月初は、日の入り直後の南西の低空に見えていますが、間もなく沈みます。明るさは0.6等。下旬になると見かけ上太陽に近くなるため、観察には適しません。

参照:暦計算室ウェブサイト

  • 「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます
  • こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています

トピックス

皆既月食

8日に、日本のほとんどの地域で欠け始めから欠け終わりまでを見ることができる、たいへん条件のよい皆既月食が起こります。皆既月食とは、地球の影の中に月全体が入り込んで、月が輝きを失う現象です。欠け始めるのが18時15分、欠け終わるのが21時35分と、比較的観察しやすい時刻に月食が起こりますので、ぜひご覧になってみてください。皆既食となるのは、19時25分から20時25分の1時間です。

月食は肉眼で十分楽しむことができます。双眼鏡・望遠鏡を使って拡大して観察するのも楽しいでしょう。また、皆既食が始まる頃、それまで月の光に邪魔されて見えなかったたくさんの星々が見えてくるのも、皆既月食の楽しみのひとつです。

参照:

10月8日 皆既月食(東京での見え方)
大きなサイズ

月と木星・レグルスの接近

日の出前の東の空には木星が輝いています。木星の近くにはしし座の1等星レグルスも見えます。17日から20日にかけては、木星とレグルスのそばを下弦を過ぎた月が通り過ぎていきます。月が木星にいちばん近づくのは18日、レグルスに近づくのは19日です。

早起きをして、明るい木星と月が並ぶ美しい光景をご覧ください。何日間か観察を続けると、月が形を変えながら、星々の間を日々動いていく様子がよくわかります。

月と木星・レグルスの接近
大きなサイズ

水星を観察しよう

水星が11月1日に西方最大離角を迎えます。10月の終わりから11月上旬にかけては水星の高度が高くなり、観察の好機を迎えます。

日の出の1時間から30分くらい前の、空があまり明るくならないうちに、東の空が開けた場所で、地平線近くを探してみましょう。双眼鏡を使うと、水星を見つけやすいでしょう。(双眼鏡で太陽を見ないよう十分注意してください。)

水星を観察しよう
大きなサイズ