2日目のイベント

日時

2011年10月22日(土曜日) 午前10時から午後7時

  • 入場は午後6時まで

パンフレット

講演

すばる棟 大セミナー室

宇宙のはじまりと元素、生命の誕生―私たちはどこへ行くのか?―

梶野敏貴(国立天文台・総合研究大学院大学 准教授)

宇宙はどのようにして始まったのでしょうか。時間と空間以外に、次元は存在するのでしょうか。私たちの体をかたち作る元素は、いつ、どこで作られ、生命はどのようにして誕生したのでしょうか。私たちは星の子であると言われています。宇宙開びゃく以来、自然界は放射能に満ちて進化してきました。生命は放射線とともに永遠に存続できるのでしょうか。宇宙の進化と元素の起源をたどることで、これらの謎を解き明かします。

物質の旅 ー 星間物質から星・惑星、そして生命?へ

大石雅寿(国立天文台・総合研究大学院大学 准教授)

国立天文台で「生命」と言うと、宇宙人の話と思ったかもしれません。残念ながら宇宙人の話もUFOの話もありません。天文学の研究によって分かった星間ガスから星・惑星形成の過程のことをお話し、そして、現代天文学の熱いテーマになりつつある宇宙と生命との関連を探る研究のお話をしようと思っています。

全てのものは元素からできています。元素は、ビッグバンか星の中、または、超新星爆発の時に形成されます。これらの元素は、やがて宇宙を漂い、集積し、星間ガスになります。宇宙の星や惑星は、星間ガスから生まれ、いくつかの惑星上では生命が誕生しました。星間ガスの中には生命に関連する有機物質が含まれ、彗星からも有機物質が見つかっています。46億年前に地球が誕生した頃には、もしかしたら、こういう有機分子が宇宙から降り積もり、生命の誕生に繋がったのかもしれません。

講演では、これらのことをできるだけ易しくお話ししようと思っています。

Ustream中継

  • 午後1時15分から午後3時30分(途中休憩あり)

東京大学天文学教育研究センター

太陽が燃え尽きる日!?

宮田隆志(東京大学 准教授)

夜空をいろどる星たちは、水素を燃やしてかがやきます。お昼のぽかぽか太陽も、水素を燃やしてかがやきます。いつの日か、燃やす水素がなくなったら、星は、太陽はどうなるのでしょう?この講演では、燃料である水素を使い果たした星がどうなるのかについて最新の画像や研究成果を元にお話しします。

遠いとおい未来、太陽に何が起きるのかについて考えてみませんか?

  • 午後0時から午後0時40分

中央エリア

中央棟

星の距離を測ろう

星の位置を測定する位置天文観測衛星(JASMINE)の紹介をしています。会場ではJASMINEの説明のほか、赤青メガネによる立体星空、衛星模型展示など予定しています。

  • 午前10時から午後7時

太陽は巨大な磁石

太陽観測衛星「ひので」や地上太陽観測を紹介しています(展示/映像上映/公開実験/クイズ/パズル)

質問コーナー

あなたの質問に天文学者がお答えします。

  • 午前11時から午後7時

中央棟(北)

天文・宇宙の本が読める 〜出張図書室

天文台所蔵の一般向け・ジュニア向け図書が閲覧できます。切り絵(作:小栗順子(天文情報センター))も展示しています。

  • 午前10時から午後7時

「放射線と放射能」測ってます

三鷹キャンパスでの放射線モニタリングを紹介しています。

  • 午前10時から午後7時

中央棟(東)

電波で探る宇宙の姿とは?

45m電波望遠鏡、太陽を観測するヘリオグラフのある野辺山電波観測所の紹介コーナーです(展示・映像上映など)。

  • 午前10時から午後5時

総研大生の研究ライフ

国立天文台で研究に励む大学院生(天文学者の卵)の日々の生活を紹介します(展示・クイズなど)。

  • 午前10時から午後5時

北エリア

三鷹市星と森と絵本の家

展示「おひさま いっぱい」

絵本を通して太陽への興味を広げる展示です。

ALMA棟

秋まつり2011〜昔なつかしほのぼの宇宙(スペース)

天文台の元官舎でゆったりくつろげます。模擬店、絵本の家まんじゅう、グッズの販売あり。

50センチ公開望遠鏡

天体観望会:星を見よう!

50センチ公開望遠鏡での観望会

口径50センチの反射望遠鏡で天体観望会を開催します。

  • 金星や1等星(昼間でも見えます):午前10時から午後5時
  • 天王星など(要整理券):午後5時から午後7時
  • 整理券は午後4時から50センチ公開望遠鏡ドーム前で配布します

雨天中止

  • 午前10時から午後7時

グラウンド

天体観望会:いろんな望遠鏡で星を見よう!

協力メーカー・販売店・団体などが天体望遠鏡を持ち寄り天体観望会を行います。いろんな望遠鏡で、いろんな星を見てみましょう!(整理券不要)

協力:株式会社 ビクセン、(株) スターライト・コーポレーション、アストロショップ スカイバード、三鷹光器 株式会社、株式会社 サイトロンジャパン、株式会社 高橋製作所、株式会社 アストロアーツ、田中光化学工業 株式会社、星空案内人(星のソムリエ)、公益財団法人府中文化振興財団 府中市郷土の森博物館

雨天中止

  • 午後7時まで

TMTの大きさを知ろう

30m望遠鏡(TMT)の大きさを実感できる展示です。

雨天中止

  • 午前10時から午後5時

開発棟

新しい宇宙をみつめる瞳を開発中 〜先端技術センターへようこそ〜

施設公開、実験装置展示、デモ加工、公開実験、記念メダル製作体験(対象:小学3年生以上)

重力波実験棟(TAMA300)

建設開始!3km重力波望遠鏡

岐阜県に建設される大型の重力波望遠鏡を紹介します。重力波検出器TAMA300の見学もできます(施設公開/展示など)

西エリア

すばる棟

宇宙の元素工場をさがせ!

光赤外の観測研究・すばる望遠鏡/TMTを紹介しています(展示/ミニ講演/サイエンスカフェ/パズル/カードゲーム)

宇宙をみつめて50年

1960年開所以来、宇宙をみつめつづけている岡山天体物理観測所とその主力望遠鏡188cm反射望遠鏡を紹介します(展示)

ALMA棟

アルマ望遠鏡、開眼!

ALMA棟

いよいよ観測を始めるアルマ望遠鏡、その最新情報を紹介します(展示/ミニ講演/映像上映/実演)。

太陽フレア望遠鏡

太陽なう

通常は公開していない、太陽フレア望遠鏡をご覧いただけます。外観の見学のみ

雨天中止

常時公開エリア

展示室(西棟)

宇宙映像作っています Vol.3

国立天文台が養成した、科学映像クリエーターの科学映像作品を上映します(展示/映像上映など)

子午儀資料館

説明員付き公開

重要文化財にしていされたレプソルド子午儀をはじめとする、子午儀を展示しています。説明員による解説付き。

  • 午前10時から午後5時

ゴーチェ子午環

説明員付き公開

  • 午前10時から午後5時

天文機器資料館

説明員付き公開

いつもは入れない、観測室内の展示スペースを公開します。

  • 午前10時から午後5時

第一赤道儀室

説明員付き公開

天候が晴れていれ午後3時頃まで太陽観察を実施します。太陽高度が低くなる午後3時頃以降は施設見学のみとなります。

  • 午前10から午後5時

天文台歴史館

65センチ屈折望遠鏡の見学

説明員付き

明治時代の天文観測

来年日本で見られる天文現象、金環食、金星の日面経過と、今年国指定重要文化財となったレプソルド子午儀を紹介します。

  • 午前10から午後5時

太陽塔望遠鏡

見学ツアー

通常は外観のみの見学ですが、本日は中に入れます。1回につき20人程度の見学ツアーです(※安全上、塔部分にはのぼれません)。

  • 午前10時から午後5時

第2休憩室

切り絵・天体写真展

天文団の職員による切り絵や、石垣島天文台で撮影された天体写真などを展示しています。この休憩室内で休憩できます。

  • 午前10時から午後5時

南エリア

東京大学天文学教育研究センター

世界一高い天文台から見る宇宙

東京大学天文学教育研究センターが進める研究を紹介しています。同センターがチリの標高5640mに建設した天文台TAOが、「世界最高地点の天文台」としてギネスのワールドレコードに登録されました。世界一高い天文台から見る宇宙について紹介します(展示/ミニ講演/映像上映/実演/クイズ/プリクラ)

南棟

恒例!銀河探し

大きな宇宙画像から銀河を探す毎年恒例のゲームです(展示/クイズなど)

スーパーコンピュータの見学

視力「10万」で探る宇宙

VLBIで探る宇宙と月、その最新成果を紹介します(展示/公開実験/クイズ/プリクラ)

4D2Uドームシアター

理論天文学最前線

方程式とスーパーコンピュータで宇宙と星の姿に迫る。画面の中に無限の時空があった!!(パネル展示/ミニ講演/4D2U上映/クイズ)

全キャンパス内

キャンパス内の各施設

スタンプラリー

会場内のスタンプを集めると、素敵な記念品をプレゼントします。

  • 午前10時から午後4時
  • キャンパス内各所