自然科学研究機構 国立天文台

アルマ望遠鏡山麓施設での受信機メンテナンス

写真・

アルマ望遠鏡山麓施設での受信機メンテナンス

アルマ望遠鏡山麓施設(チリ、標高2900メートル)は、アルマ望遠鏡運用の現地拠点です。山麓施設には、標高5000メートルの山頂施設にあるアンテナ群を遠隔操作するためのコントロールルーム、受信機などのメンテナンスをする実験室、事務室、職員のための宿舎や食堂などがあります。この写真は、実験室で撮影した一枚。メンテナンスを終えた受信機の性能を再確認するために、中央の受信機を収めた青い筒状の真空冷凍容器が測定装置に取りつけられようとしているところです。

山麓施設でのメンテナンス作業

アルマ望遠鏡を支えるさまざまな観測装置の多くは、標高5000メートルで稼働しています。メンテナンスや故障対応も標高5000メートルで行うことがありますが、特別な装置が必要な場合や大規模な作業になる場合は、山麓施設まで下ろして作業を行うことがあります。この写真に写っている装置も、そうした特別な装置のひとつ。青い真空冷凍容器が取りつけられようとしている上の白い板状の部品は、チルトテーブルと呼ばれ、大きく傾く仕組みになっています。その上部には電波発信機が取りつけられており、実際にアンテナに搭載されて天体観測をするときと同じように、受信機全体が傾いた状態で電波の受信性能を測定することができます。その様子は、アルマ望遠鏡建設記録映像でもご紹介しています。

文:平松正顕(チリ観測所)

画像データ

撮影日時2013年12月7日
撮影者平松正顕
クレジット国立天文台

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