今週の一枚

国立天文台 三鷹、2015年春

国立天文台 三鷹、2015年春

国立天文台三鷹のキャンパスは、武蔵野台地が昔の多摩川の流れによって削られた国分寺崖線上に位置しています。航空写真で見ると、キャンパスの豊かな植生が、野川とその支流が浸食した谷筋(現在の都道)に挟まれた小高い舌状台地の突端の形を市街地の中からこんもりと浮き上がらせています。

2015年の晴れた日、三鷹は春の盛りを迎えていました。キャンパスに植えられた桜も一斉に咲き揃っています。爛漫(らんまん)とした桜の後は濃い緑と多くの野の花の彩りにあふれ、初夏へと移ろう天文台見学をお楽しみください。

文:内藤誠一郎(天文情報センター)