今週の一枚
恒星風と共に去りぬ

撮影日時 | 2013年10月8日、2014年2月25日、5月3日 |
---|---|
望遠鏡 | アルマ望遠鏡 |
波長 | 850マイクロメートル |
カメラ | アルマ望遠鏡バンド7受信機 |
クレジット | ESO/S. Ramstedt (Uppsala University, Sweden) & W. Vlemmings (Chalmers University of Technology, Sweden) |
今週の一枚
撮影日時 | 2013年10月8日、2014年2月25日、5月3日 |
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望遠鏡 | アルマ望遠鏡 |
波長 | 850マイクロメートル |
カメラ | アルマ望遠鏡バンド7受信機 |
クレジット | ESO/S. Ramstedt (Uppsala University, Sweden) & W. Vlemmings (Chalmers University of Technology, Sweden) |
アルマ望遠鏡が写し出した老齢の星ミラのまわりのガス雲の分布。ミラは年老いた星と既に生涯を終えた星の残骸(白色矮星)が互いのまわりをまわりあう連星系であり、それぞれからガスが噴き出しています(恒星風)。年老いた星からはゆっくりとガスが噴き出す一方、白色矮星からは高速の恒星風が噴き出しています。こうしたガスの速度の違いによって、ミラのまわりにはひじょうに複雑な形のガス雲が作られました。このガス雲の構造を調べることで、ミラにおけるガス放出の歴史をたどることができます。
詳しくは、「アルマ望遠鏡が描き出した、老齢の星ミラを取り囲む雲」をご覧ください。
文:平松正顕(チリ観測所/天文情報センター)