今週の一枚
近赤外線で見た木星と衛星ガニメデ

天体 | 木星とガニメデ |
---|---|
望遠鏡 | すばる望遠鏡 |
観測装置 | IRCS(近赤外線分光撮像装置)+AO(188 素子波面補償光学装置) |
波長 | Jバンド(1.25μm)、Hバンド(1.63μm)、Kバンド(2.20μm) |
カラー合成 | 青(Jバンド)、緑(Hバンド)、赤(Kバンド) |
撮影日時 | 2012年7月26日(世界時) |
著作権 | 国立天文台 / JAXA / 東北大学 |
今週の一枚
天体 | 木星とガニメデ |
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望遠鏡 | すばる望遠鏡 |
観測装置 | IRCS(近赤外線分光撮像装置)+AO(188 素子波面補償光学装置) |
波長 | Jバンド(1.25μm)、Hバンド(1.63μm)、Kバンド(2.20μm) |
カラー合成 | 青(Jバンド)、緑(Hバンド)、赤(Kバンド) |
撮影日時 | 2012年7月26日(世界時) |
著作権 | 国立天文台 / JAXA / 東北大学 |
すばる望遠鏡によって撮影された、太陽系最大の惑星である木星と、その衛星ガニメデです。『大赤斑』と呼ばれる赤色の巨大台風が存在することで知られている木星ですが、この近赤外線画像ではその大赤斑が白く輝いて見えています。右上に写っているのは衛星ガニメデですが、木星に対して移動しており、この画像では時間をおいて3回に分けて撮影したためににじんで見えています。
この画像はすばるに搭載されたIRCS(近赤外線分光撮像装置)によって撮影されましたが、波面補償光学装置(AO)を使用して大気のゆらぎを補正することにより、惑星探査機やハッブル宇宙望遠鏡に匹敵する解像度で木星の模様をとらえることに成功しています。
文:有松亘(宇宙航空研究開発機構)