今週の一枚

陽光爛漫

国立天文台三鷹キャンパスの西端、雑木の森を抜けた奥に位置する太陽フレア望遠鏡です。一風変わった姿のこの望遠鏡は、口径20センチメートル2本、口径15センチメートル2本の、合わせて4本の屈折望遠鏡から成り、太陽フレアをはじめとする太陽活動の諸現象を定常的に観測しています。

1990年に設置されたこの太陽フレア望遠鏡は、三鷹キャンパスにおいて現在も定常観測を続けている数少ない望遠鏡の一つです。20年以上にわたって太陽を追いかけている望遠鏡を見守るのは、周囲を取り囲む深い森。その地道な働きを称賛するように、今年も満開の桜が一斉に拍手を送っています。

(満開の桜のようすを全画面表示でお楽しみください)

(文:小野智子 天文情報センター)