今週の一枚
アルマ望遠鏡と南天の天の川

撮影日時 | 2013年3月14日(チリ時間) |
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カメラ | Canon EOS Kiss X4 |
レンズ | Canon EF20mm F2.8 USM |
露出 | F4.0、30秒、ISO3200 |
撮影場所 | アルマ望遠鏡山頂施設(チリ・アタカマ高地) |
撮影者 | 岩城邦典(国立天文台 天文情報センター) |
クレジット | 国立天文台 |
今週の一枚
撮影日時 | 2013年3月14日(チリ時間) |
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カメラ | Canon EOS Kiss X4 |
レンズ | Canon EF20mm F2.8 USM |
露出 | F4.0、30秒、ISO3200 |
撮影場所 | アルマ望遠鏡山頂施設(チリ・アタカマ高地) |
撮影者 | 岩城邦典(国立天文台 天文情報センター) |
クレジット | 国立天文台 |
2013年3月13日(チリ時間)、チリ共和国のアタカマ高地でアルマ望遠鏡開所式が挙行されました。写真は開所式翌日のアルマ望遠鏡山頂施設で撮影した星空です。 アルマ望遠鏡山頂施設は標高5000mのアタカマ高地にあり、その透明度の高さから世界一美しい星空とも言われています。 日本ではなじみの薄い南天の星空であることに加え、6等星もはっきり見えるその圧倒的な星の数は、星座の形を結ぶ事が困難なほどです。 写真の右上には、天の川に埋もれる様に光る南十字星を見る事が出来ます。
アルマ望遠鏡は、日本を主体とする東アジアと、北アメリカ、ヨーロッパが建設国のチリと共同で進めている国際プロジェクトです。各国が製造した電波望遠鏡はそれぞれ形状が異なり、この写真からもアンテナの違いを見る事が出来ます。 写真を撮影した日は、電波望遠鏡が比較的狭い範囲に集まっていましたが、将来的には最大18.5kmの範囲に分散配置されます。この写真の様な、密集する電波望遠鏡の姿を常に見ることはできなくなります。
(文:岩城邦典(国立天文台 天文情報センター))