今週の一枚
南の島で見上げる冬の星

撮影日 | 2011年12月21日 午前1時51分(日本時間) |
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カメラ | Nikon D7000 |
レンズ | AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED |
露出 | f/2.8、30秒、ISO3200を3枚合成 |
撮影場所 | 石垣島天文台 |
撮影者 | 福島英雄 |
画像処理 | 福島英雄 |
クレジット | 国立天文台 |
今週の一枚
撮影日 | 2011年12月21日 午前1時51分(日本時間) |
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カメラ | Nikon D7000 |
レンズ | AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED |
露出 | f/2.8、30秒、ISO3200を3枚合成 |
撮影場所 | 石垣島天文台 |
撮影者 | 福島英雄 |
画像処理 | 福島英雄 |
クレジット | 国立天文台 |
八重山諸島に位置する石垣島。その前勢岳(まえせだけ)の山頂にある石垣島天文台からのぞむ冬の星空です。冬の大三角を横切る天の川が淡いながらもはっきりと見えるのは、夜空の暗い石垣島ならでは。冬の大三角から地平線方向に目を向けると、りゅうこつ座のカノープスを簡単に見つけることができます。
星空の島・石垣島で、全島を挙げて行われる「南の島の星まつり」。その夏の賑わいを忘れたかのように静かに輝く冬の星を、口径105センチメートルの「むりかぶし望遠鏡」が見つめています。「むりかぶし(群か星)」は、「プレアデス星団」の八重山地方での異名。そのプレアデス星団(すばる)、オリオン座やおおいぬ座といった冬の星座だけでなく、本州では見つけることが難しいりゅうこつ座の1等星・カノープスが、南の低空に見えています。北緯24度に位置する石垣島でのカノープスの南中高度はおよそ13度。南の空が開けた場所ならいとも簡単に見つけることができます。南の島で見上げる冬の星空は、本州とは違った趣があります。
石垣島天文台は、国立天文台、石垣市、石垣市教育委員会、NPO法人八重山星の会、沖縄県立石垣青少年の家、琉球大学の連携によって運営されています。 むりかぶし望遠鏡を利用した定例の天体観望会も開催しています(要予約、詳細は石垣島天文台ウェブサイトをご覧ください)。
(文:小野智子)