今週の一枚

VERA入来観測局――20メートル電波望遠鏡と冬の天の川

VERA入来観測局――20メートル電波望遠鏡と冬の天の川

2012年の冬に鹿児島県薩摩川内市にあるVERA入来観測局にてVERA20メートル電波望遠鏡と北東の空を収めました。冬の淡い天の川と木星、すばるが写っています。

VERAは天の川銀河の精密な立体地図を作るプロジェクトで、全国4か所に直径20メートルの電波望遠鏡を設置し、昼夜観測をしています。VERA入来観測局はその4つのうちの1つで、鹿児島大学の入来牧場内に設置されています。国立天文台は鹿児島大学と連携し、鹿児島大学の研究者や学生にVERA入来局の運用を担ってもらっています。電波望遠鏡の後ろに見えるのは同じ敷地内にある鹿児島大学の1メートル光学望遠鏡です。

(文:清水上誠(国立天文台 水沢VLBI観測所))