自然科学研究機構 国立天文台

次世代超大型望遠鏡TMT

イラスト・

次世代超大型望遠鏡TMT

TMT(Thirty Meter Telescope)は、日本を含む5か国の協力により、ハワイ・マウナケア山に口径30メートルの光学赤外線望遠鏡を建設する計画です。2014年の本格建設開始、2022年からの観測開始をめざして準備が進められています。2020年代には、マウナケア山にこの完成予想図のような超大型望遠鏡が登場し、すばる望遠鏡などと協力して天文学をリードすることになります。

TMTは、日本、米国、カナダ、中国、インドの5か国の協力で建設準備が進められている光学赤外線望遠鏡です。直径30メートルの主鏡は、492枚もの分割鏡で構成されます。これにより、かつてない高解像度、高感度の望遠鏡となります。この完成予想図にみられるように、ドームの形状も独特で、望遠鏡に対する風の影響を小さくするために、観測対象の方向だけが開くようなつくりになっています。日本は望遠鏡本体構造の製作や主鏡と観測装置の製作の一部を担う計画です。そして望遠鏡完成後には、この図でTMTの後ろに描かれているすばる望遠鏡と連携した観測を推進することにより、天文学の最前線を切り拓いていきます。

(文:青木和光)