自然科学研究機構 国立天文台

水星が西方最大離角(2019年11月)

水星が西方最大離角 2019年11月20日から12月10日の日の出30分前の東京の星空
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早起きして水星探しにチャレンジ

11月下旬の明け方、東の空では水星が見やすくなっています。太陽系の惑星のうち、最も内側をまわる水星は、見かけの位置が太陽から大きく離れることがないため、見るのが難しい惑星です。しかし、水星が西方最大離角を迎える11月28日前後は、観望のチャンスです。11月22日から12月7日にかけて、東京では、日の出30分前の高度が10度を超え、特に見つけやすくなります。

水星を見つけるためには、日の出の直前、東側にさえぎるものがない場所で、まず、しっかり真東の方角を確認しましょう。この時期の水星は、真東から30度前後、南よりに位置しています。方角の見当をつけたら、地平線から10度ほどの高度のあたりを双眼鏡で狙います。一般的な双眼鏡の多くは、視野の直径がおよそ7度なので、それを目安に地平線すれすれのところを探しましょう。水星は11月22日にはおよそ0.2等級の明るさですが、徐々に明るくなり、12月初めにはマイナス0.6等級に達するため、西方最大離角後の方が探しやすいでしょう。ただし、双眼鏡で太陽を見ないよう、必ず太陽が昇ってくるまでに観察を終えるよう にしてください。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。