自然科学研究機構 国立天文台

土星が見ごろ(2019年7月)

環のある惑星、土星

土星が10日に衝

環のある惑星としてとても人気のある土星が、7月10日に「衝(しょう)」となり、観望の好機を迎えます。「衝」とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。惑星が、太陽-地球と成すさまざまな位置関係をまとめて「惑星現象」と呼んでいます(下図)。衝の頃は、地球と惑星との距離が近くなるため、明るく見えます。望遠鏡で拡大してみると、見かけの直径も大きくなっています。また、太陽が沈むころ東の空から昇って、太陽が昇るころ西の空に沈むので、一晩中見ることができます。土星の環は、小さな望遠鏡でも十分確認でき、かわいらしい姿を楽しめます。チャンスがあればぜひ、望遠鏡で眺めてみてください。地域の天文台や科学館などの天体観望会に行くのもよいでしょう。

「衝」を含む惑星現象の説明図
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。