自然科学研究機構 国立天文台

月が木星、土星に接近(2019年5月)

2019年5月21日午前1時ごろ 東京の星空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

夏の星座に輝く月と木星、土星

5月20日から21日へと日付が変わるころ、南の空には、満月過ぎの月が明るく輝いています。多くの星の光は、月の明るさに隠されてしまいますが、負けずに存在感を示しているのが木星です。木星の明るさはマイナス2.6等、月のすぐ下に輝いています。月と木星の15度ほど西側に、さそりの赤い心臓といわれる1等星アンタレスが輝いています。

月は、地球の周りをまわっているため、満ち欠けをしながら、星座の中を大きく移動していきます。そのため、2日後の22日の夜から23日の未明にかけては、月は東に位置を変え、いて座にある土星に近づきます。
さそり座やいて座といえば、夏を代表する星座ですが、5月の末ともなれば、深夜には、夏の星座が南の空高く昇ってきています。季節を少しだけ先取りして、夏の星座に輝く月や木星、土星を眺めてみてはいかがでしょう。

コラム
天文学の現場から

山岡均
山岡均
国立天文台准教授

国立天文台が提供する4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」では、土星探査機「カッシーニ」や金星探査機「あかつき」の詳細な軌道運動を再現できます。探査機本体のテクスチャも忠実に再現。Mitakaはフリーウェア、自由にダウンロードして個人的にお楽しみください。
4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」