自然科学研究機構 国立天文台

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今年いちばん見やすい水星(2018年12月)

日の出30分前の、水星の動きと木星との接近を示した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

明け方の空で水星を見よう

12月7日頃から24日頃まで、水星が日の出直前の南東の空でたいへん見つけやすくなっています。

水星は、普段は高度が低く、見つけるのが難しい惑星です。しかし、今月は7日から24日という長い期間にわたって、東京での日の出30分前の高度が10度を超え、たいへん観察しやすくなります。中でも、最大離角前日の14日には、水星は今年いちばんの高度に達します。

日の出前、東側が地平線まで見えるような場所で、方位と高度を頼りに水星を探してみましょう。木星の高度が日に日に高くなって見やすくなってくると、木星を目印にして水星を探すことができるようになります。明け方の空はあっというまに明るくなってしまいますので、少し暗いうちから探し始めるのがよいでしょう。
双眼鏡を使えば、肉眼で探すよりも簡単に、水星を見つけることができるはずです。ただし、双眼鏡で太陽を見ないよう、あたりがすっかり明るくなったら観察をやめるようにしてください。

水星を見ることのできる機会はそれほど多くありません。天気のよい日を見つけて水星を探してみましょう。

水星と木星が接近

12月のなかば過ぎに、西方最大離角を過ぎた水星と木星が接近します。水星が西方最大離角を迎える15日頃から観察を続けると、水星が高度を徐々に下げる一方、木星は少しずつ高度を上げていきます。そして、22日の明け方に、2つの惑星が最も接近します。一番近いときには、2つの星の見かけの距離は1度を切ります。これは、月の見かけの直径の2倍よりも近い距離です。
水星と木星の位置関係は日に日に変わりますので、上の図を参考にして、観察してみてください。

参照:暦計算室ウェブサイト

今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。