自然科学研究機構 国立天文台

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月が木星・土星に接近(2018年6月)

2018年6月27日22時 東京の空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月の動きを楽しもう!

6月上旬を過ぎると夜20時過ぎには土星が昇ってきます。22時頃の南の空では、マイナス2.4等を超えてぎらぎらと輝く木星と、0等級の明るさでおだやかに輝く土星が対照的な姿を見せるようになります。23日から28日にかけて、この木星と土星の近くを明るい月が通り過ぎていきます。

まず、23日には上弦を過ぎて満ちつつある月が木星に近づきます。その後、月は日ごとに東に移動していきます。27日から28日にかけては、ほぼ満ちてとても明るくなった月が土星のそばを通り過ぎていきます。

観察好機の土星を見よう!

2017年5月22日 50センチ反射望遠鏡で撮影した土星

6月27日に衝を迎える土星はこれからが観察の好機となります。

土星の特徴は、何と言ってもその美しい環でしょう。残念ながら、肉眼や双眼鏡では見ることができませんが、望遠鏡では小型のものでも、幅が広くて明るいA環とB環や、A環とB環の間にある隙間(すきま)を見ることができます。この隙間は17世紀のフランスの天文学者カッシーニが発見したことから、「カッシーニの“隙間”」(注)と呼ばれています。また、A環、B環のほかにも、土星にはたくさんの環が確認されています。

板のように見える土星の環ですが、実は、たくさんの細い環の集まりなのです。さらに、それぞれの環は、直径数センチメートルから数メートルの氷の粒が集まってできています。その厚さは環の広がりに比べてたいへん薄く、真横から見ると、消えて見えなくなってしまうほどです。

土星の環の傾きの変化を表す図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

(注)「カッシーニの空隙(くうげき)」あるいは「カッシーニの間隙(かんげき)」と呼ばれることもあります。 本文へ戻る

参照:暦計算室ウェブサイト

今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。