自然科学研究機構 国立天文台

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銀河系に付随する極めて暗い衛星銀河の発見

研究成果

今回発見された新しい衛星銀河 Virgo I の位置関係などを示した図
今回発見された新しい衛星銀河 Virgo I の位置関係などを示した図。4次元デジタル宇宙ビューワ―Mitakaを用いて作成。 オリジナルサイズ(120KB)

東北大学、上海天文台、国立天文台、プリンストン大学などのメンバーから成る国際共同研究チームは、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)で撮像したデータの中から、私たちの住む銀河系に付随する衛星銀河を新たに発見しました。この銀河はおとめ座(Virgo)の方向に見つかった最初の矮小銀河であることから、「おとめ座矮小銀河I(Virgo I)」と名付けられました。太陽から28万光年の距離にあるこの銀河は、最も暗い矮小銀河のひとつです。遠い距離にあるこのようなとても暗い矮小銀河は、従来の探査では見つけることができませんでした。銀河系の形成史やそれを左右するダークマター(暗黒物質)の性質を知る上で大変重要な発見です。

この研究成果は、米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』電子版に2016年11月14日付けで掲載されました(Homma et al. 2016, “A New Milky Way Satellite Discovered In The Subaru/Hyper Suprime-Cam Survey”)。

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