自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報 2015年12月

目次

東京の星空

東京の星空(2015年12月中旬午後8時頃)
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カレンダー(12月)

3日下弦
7日大雪(太陽黄経255度)
11日新月
15日午前3時頃、ふたご座流星群が極大(極大が夜にあたる上、月明かりの影響がなく、条件は最良)
19日上弦
22日冬至(太陽黄経270度)
23日天皇誕生日
25日満月
26日天王星が留
29日水星が東方最大離角

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization / 国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。

惑星

水星
29日に東方最大離角となりますが、日の入り30分後の西の空での高度が10度に達しないため、観察は難しいかもしれません。下旬の明るさはマイナス0.6等~マイナス0.4等。
金星
日の出前の南東の空で明るく輝いており、たいへん目立ちます。月末に向かって、徐々に高度を下げていきます。明るさはマイナス4.2等~マイナス4.1等。
火星
おとめ座にあり、金星と木星の間に位置しています。日の出前に南東の空のやや高い位置に見えます。明るさは1.5等から1.3等。
木星
しし座にあります。夜半頃に東の地平線から昇り、日の出前には南の空に見えます。明るさはマイナス2.0等~マイナス2.2等。
土星
上旬、中旬は見かけ上太陽に近いため見ることができませんが、下旬になると日の出前の南東の空に姿を現すようになります。下旬の明るさは0.5等。

参照:暦計算室ウェブサイト

「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

トピックス

月が木星・火星・金星に接近

2015年12月上旬 午前5時頃 東京の星空
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日の出前の南東の空に3つの惑星が並んでいます。地平線に近い明るい星が金星、その右上に、約1.5等とやや暗いながらも赤さが目を引く火星があり、さらに離れた、金星よりやや暗い星が木星です。

4日から8日にかけては、この3つの惑星に月が近づいて見えます。月は、4日には木星に、6日に火星に、8日に金星に、最も接近します。北アメリカでは金星が月に隠される「金星食」が起こりますが、残念ながら日本では見ることができません。

早起きして、日に日に細くなりながら、惑星の間を移動していく月を観察してみましょう

ふたご座流星群が極大

2015年12月中旬 22時頃 東京の星空
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ふたご座流星群は、毎年安定した出現を見せる流星群です。一晩中流星が出現するのが特徴です。

今年のふたご座流星群は、15日の午前3時頃(14日の夜)に極大(注)になると予想されています。また、11日が新月のため、邪魔になる月明かりもありません。そのため日本では、たいへん良い条件で観察することができます。空の暗い場所で観察すれば、1時間に50個を超える流星を見ることができるかもしれません。

大変寒い季節ですので、寒さ対策をしっかりおこなって観察してください。

注:流星群の活動が最も活発になることや、最も活発になる時期のことを「極大」と言います。

今年のふたご座流星群に関する詳しい情報は解説ページをご覧ください。

また国立天文台では、ふたご座流星群を対象とした観察キャンペーン「ふたご座流星群を眺めよう 2015」を行います。詳しくは、キャンペーンサイトをご覧ください。

大晦日に木星と月が接近

2015年12月31日24時頃(2016年1月1日0時頃) 東京の星空
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大晦日(おおみそか)の真夜中ころ、東の空の低い位置を眺めると、月のすぐそばに木星が明るく光っているようすが目に入ります。

その後、時間とともに月と木星は高度を上げ、空が白み始める頃にほぼ南中します。その間、木星と月の位置関係は少しずつ変化していきます。

時々空を見上げて、月と寄り添う木星の、美しい眺めをご覧ください。