自然科学研究機構 国立天文台

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ほしぞら情報 2013年3月

目次

東京の星空

東京の星空(2013年3月中旬午後8時頃)
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カレンダー(3月)

5(火) 啓蟄(太陽黄経345度)/ 下弦
10(日) パンスターズ彗星が近日点を通過
12(火) 新月
17(日) 彼岸の入り
20(水) 春分の日 / 春分(太陽黄経0度)/ 上弦
27(水) 満月

惑星

水星
3日に内合を迎えます。3月初めは日の入り後の西の低空に見えますが、内合以降は日の出前の東の空に見えます。3月下旬には日の出時の高度が10度を超えて見やすくなります(4月1日が西方最大離角)。明るさは、内合前は3.4等~4.7等、内合後は4.7等~0.3等。
金星
日の出直前の東の空にありますが、太陽に近く観察には適しません。29日に外合となります。明るさは、マイナス3.9等。
火星
日の入り直後の南西の低空に見えますが、下旬には太陽に近く観察に適さなくなります。みずがめ座からうお座に移動し、明るさは1.2等。
木星
日の入りの後の南西の空高く、おうし座の1等星アルデバランの近くに見えています。明るさはマイナス2.3等~マイナス2.1等。下旬には夜半前に西の空に沈んでしまいます。
土星
22時頃に東の空から昇ります。てんびん座にあり、明るさは0.4等~0.3等。

参照:暦計算室ウェブサイト

  • 「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます
  • こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています

トピックス

木星、アルデバランに月が接近

おうし座の1等星アルデバランも、その近くに輝く木星も、夜には西の空に大きく傾く季節になりました。

17日から18日にかけて上弦前の月が木星に近付き、木星、アルデバランとともに西の空で大きな三角形をつくります。4月14日にも同じように、木星、アルデバラン、月が近づくようすが見られます。

2013年3月18日 20時 西の空(東京)※17日、18日の月の位置
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パンスターズ彗星(C/2011 L4)に注目

今年(2013年)明るくなると期待されている彗星が二つあります。3月から4月にかけて見られる「パンスターズ彗星(C/2011 L4)」、11月から12月に見られる「アイソン彗星(C/2012 S1)」です。

このうちの一つ「パンスターズ彗星」は、3月10日に太陽に最も近づき(近日点通過)、この後の3月中旬以降、日の入り後の西の空で見頃になります。また、3月下旬から4月上旬までは、日の入り後の西の空と日の出前の東の空で1日に2回見られるようになります。ただ、太陽から見かけ上あまり大きく離れることがないため、この期間はきわめて低空でしか見ることができません。西の空、または東の空が開けた場所で観察しましょう。

彗星の明るさの予測は難しいのですが、パンスターズ彗星、アイソン彗星がどのくらい明るくなるかとても楽しみですね。

パンスターズ彗星の位置(夕方)
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パンスターズ彗星の位置(明け方)
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春分の日

3月20日は「春分の日」で祝日となります。

日本の祝日は「国民の祝日に関する法律」で定められていますが、「春分の日」「秋分の日」については、「何月何日」、「何月の第何月曜日」のように具体的な日が明記されていません。春分の日と秋分の日が何月何日になるかは、前年の2月1日に発表される「暦要項(れきようこう)」で定められ、それが官報に掲載されることで国民に公示されます。たとえば、来年・2014年の春分の日、秋分の日は、2013年2月1日に正式に発表されるのです。

しかし、これでは、来年、再来年といった将来の春分の日、秋分の日が前もってわからず、少々不便です。春分、秋分は地球の運動などを元に計算できるために、将来にわたってある程度予想することができるので、実際は2015年以降の春分の日、秋分の日の日付を知ることも可能なのです。ただし、必ずしも計算結果通りになるとは限らないので、注意が必要です。

なお、この暦要項の発表は国立天文台がおこなっています。

詳細:
よくある質問 質問3-1)何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?
暦計算室 暦要項