このページでは、「マックホルツ彗星見えるかな?」キャンペーンの結果をご報告します。
全部で2,724件の書き込みをいただきました。キャンペーンへのご参加ありがとうございました。
以下で、報告をいただいた項目の集計結果をご覧ください。(「Q1観察地」でそれぞれの観察地の名前をクリックすると、観察地ごとの詳しい集計結果をご覧いただけます。)今回のキャンペーンでは、関東地方からの報告が多かったのが特徴的でした。
北海道 : | 75 | || (2%) |
東北地方 : | 90 | ||| (3%) |
関東地方 : | 1335 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| (49%) |
中部地方 : | 426 | ||||||||||||||| (15%) |
近畿地方 : | 406 | |||||||||||||| (14%) |
中国地方 : | 138 | ||||| (5%) |
四国地方 : | 71 | || (2%) |
九州地方 : | 164 | |||||| (6%) |
沖縄 : | 3 | (0%) |
海外 : | 16 | (0%) |
計: | 2724 |
見えた : | 815 | ||||||||||||||||||||||||||||| (29%) |
見えなかった : | 1909 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| (70%) |
計: | 2724 |
見えた : | 2144 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| (78%) |
見えなかった : | 140 | ||||| (5%) |
使わなかった : | 440 | |||||||||||||||| (16%) |
計: | 2724 |
見えた : | 460 | |||||||||||||||| (16%) |
見えなかった : | 39 | | (1%) |
使わなかった : | 2225 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| (81%) |
計: | 2724 |
7日 | 日没以降21時まで | 269 | ||||||||| (9%) |
21時以降0時まで : | 579 | ||||||||||||||||||||| (21%) | |
0時以降3時まで : | 56 | || (2%) | |
3時以降日の出まで : | 5 | (0%) | |
8日 | 日没以降21時まで | 320 | ||||||||||| (11%) |
21時以降0時まで : | 422 | ||||||||||||||| (15%) | |
0時以降3時まで : | 115 | |||| (4%) | |
3時以降日の出まで : | 4 | (0%) | |
9日 | 日没以降21時まで | 94 | ||| (3%) |
21時以降0時まで : | 180 | |||||| (6%) | |
0時以降3時まで : | 64 | || (2%) | |
3時以降日の出まで : | 2 | (0%) | |
10日 | 日没以降21時まで | 155 | ||||| (5%) |
21時以降0時まで : | 243 | |||||||| (8%) | |
0時以降3時まで : | 55 | || (2%) | |
3時以降日の出まで : | 1 | (0%) | |
その他 : | 123 | |||| (4%) | |
無回答 : | 37 | | (1%) | |
計 | 2724 |
肉眼での観察結果を地域ごとにまとめました。
全体の3割くらいの方から肉眼でも見えたとの報告がありました。
大都市のある関東地方や近畿地方では肉眼では見えにくく、東北地方や北海道では半数ほどの方が肉眼でも観察できたようです。
双眼鏡での観察結果を地域ごとにまとめました。
8割以上の方が双眼鏡を使って観察していました。
肉眼で比較的よく見える東北地方や北海道では、若干、双眼鏡を使用した方が少ない傾向があるようでした。
使った方の9割以上が見えたと報告されていました。
望遠鏡での観察結果を地域ごとにまとめました。
望遠鏡を使った方は全体の2割以下でした。
使った方の9割以上が見えたと報告されていました。
観察手段と見え方についてまとめました。
グラフは、左から、「どの手段でも見えた」(161)、「肉眼で見えた」(161)、「双眼鏡で見えた」(1309)、「望遠鏡で見えた」(60)、「肉眼と双眼鏡で見えた」(464)、「肉眼と望遠鏡で見えた」(29)、「双眼鏡と望遠鏡で見えた」(210)、「見えなかった」(300)となっています。
観察された方の約8割が双眼鏡を利用して見えたということがわかります。
肉眼のみや望遠鏡のみで観察された方は少なく、たいていは双眼鏡と併用して観察されていました。
また、残念ながらどの方法でも見ることができなかった方も1割以上いたようです。
観察日による観察結果を比較してみました。
報告を下さった多くの方が7日、8日に観察を行ったようです。
キャンペーン期間中、日にちによる見え方の差は少なかったことが分かります。
報告いただいた方々の半数以上から、様々な感想をいただきました。ここでは、その一部を紹介します。
多くの方々に楽しんでいただけたようです。
「ぼーっと」「もやっと」といった見え方についてのコメントが非常に多く見られました。
すばるや他の星々との競演を楽しんだという方も多くいらっしゃいました。
残念がら見られなかったという方のご報告もいただきました。
今度また明るい彗星が現れたら、今回の経験を生かしてまた挑戦してみて下さい。
思ったほどではなかったという感想を抱かれた方もいたようです。
ヘールボップのような明るい彗星と比べて期待はずれだったと感じているようでした。また、尾が見えないというのもがっかりした理由のようです。
キャンペーン期間中も、それ以前からも何度も観察された方々もいらっしゃいました。彗星の明るさが変わる様子や、見える位置が変化していく様子を報告してくださっていました。
このキャンペーンをきっかけのひとつとして初めて彗星を見てみたという方もいらっしゃいました。また、彗星を探す過程で、冬の夜空の美しさを堪能された方も多かったようです。多くの皆さんに星を見る楽しみを知っていただくことができ、たいへん嬉しく思います。キャンペーンに参加されたみなさんの中には、「色が見えた」「デジタルカメラで撮影したら尾が写った」のような報告された方もいらっしゃり、みなさんそれぞれにいろいろな楽しみ方をされたことが、とてもよく伝わってきました。また、彗星はそれぞれ独特の形を持っています。次に彗星を見るときには形を見比べてみるのも面白いかもしれません。
国立天文台では、これからも機会を見つけて、このようなキャンペーンを企画していきたいと考えています。また是非ご参加ください。