今週の一枚
大型低温重力波望遠鏡KAGRA 高性能鏡の防振装置

現在建設中の大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)では、レーザー干渉計で微小な時空のゆがみを捉えます。そのためには干渉計を構成する鏡に伝わる地面の振動を100億分の1以下に低減する必要があります。これを実現する超高性能防振装置を組み立てている様子が上の写真です。この装置は最終的に超高真空内にインストールされます。鏡に微小なホコリが付着するだけで光学性能が低下するため、装置の組立作業はクリーンブース内で行われます。
文:麻生洋一(重力波プロジェクト推進室)
画像データ
撮影年 | 2017年 |
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撮影者 | 飯島裕 |
クレジット | 国立天文台 |