自然科学研究機構 国立天文台

渦巻銀河M77の中心部

天体写真・

渦巻銀河M77の中心部

アルマ望遠鏡で観測した渦巻銀河M77の中心部を、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された可視光画像に重ね合わせています。シアノアセチレン(HC3N)の分布を黄色、硫化炭素(CS)の分布を赤、一酸化炭素の分布を青で示しています。 アルマ望遠鏡による観測によって初めて、M77の中心部に存在する巨大ブラックホールのまわりに有機分子が集中して存在することが明らかになりました。

ブラックホール周辺はマイルドな環境?

有機分子はブラックホール周囲では強烈なエックス線や紫外線放射によって壊されると考えられていますが、有機分子が豊富に存在する、意外にもマイルドな環境があることが今回の観測から示唆されます。またハッブル宇宙望遠鏡による画像との重ね合わせから、可視光画像では暗い2本の腕に沿って、分子ガスが明るく電波で輝いている様子がわかります。 詳しくは、プレスリリース「アルマ望遠鏡、巨大ブラックホール周囲に驚くほどマイルドな環境を発見」をご覧ください。

画像データ

撮影日時2012年1月
天体渦巻銀河M77
望遠鏡アルマ望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡
波長3mm、606nm、658nm、814nm
カメラアルマ望遠鏡バンド3、ハッブル宇宙望遠鏡ACS/WFPC2
クレジットALMA(ESO/NAOJ/NRAO), S. Takano et al., NASA/ESA Hubble Space Telescope and A. van der Hoeven

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