今週の一枚トップ 今週の一枚 虹の向こうに 2015年10月27日 標高1350メートル。長野県野辺山高原にある野辺山宇宙電波観測所。 11月のある日、お昼休みを終える頃に見事な虹がかかりました。 手前に見えているのが直径10メートルの電波望遠鏡、そして奥に見えるのが直径45メートルの電波望遠鏡です。 45メートル電波望遠鏡(通称:よんごー)の主な観測シーズンは12月から5月頃。11月は本格観測へ向けて、機器の最終調整や試験などが昼夜を問わず行われています。この写真では10メートルと「よんごー」が真上を向いていますが、ちょうどお昼休みで、アンテナたちもお休み中、この姿勢が最も安定した姿勢のため、観測していない時間はこんな姿なのです。そこにかかった大きな虹の橋、頑張って働いているご褒美だよ!と言わんばかりの自然からの素敵な贈り物です。 観測シーズンになると、「よんごー」では国内外からの多くの研究者による観測が続けられます。電波望遠鏡は、光学望遠鏡と違って昼間でも観測が出来るため、24時間体制! 今日も宇宙を見つめ続けているのです。 文:宮澤和彦(野辺山宇宙電波観測所) 撮影日時2014年11月5日 撮影者宮澤和彦(野辺山宇宙電波観測所) 著作権国立天文台 画像データ ダウンロード 中解像度(940 x 705、209KB) 高解像度(2000 x 1500、825KB) 最高解像度(3264 x 2448、2.1MB) 関連リンク 野辺山宇宙電波観測所 次の一枚:真上から見た渦巻き銀河NGC 6946の星形成 前の一枚:太陽塔望遠鏡シーロスタット 今週の一枚トップ
標高1350メートル。長野県野辺山高原にある野辺山宇宙電波観測所。
11月のある日、お昼休みを終える頃に見事な虹がかかりました。
手前に見えているのが直径10メートルの電波望遠鏡、そして奥に見えるのが直径45メートルの電波望遠鏡です。
45メートル電波望遠鏡(通称:よんごー)の主な観測シーズンは12月から5月頃。11月は本格観測へ向けて、機器の最終調整や試験などが昼夜を問わず行われています。この写真では10メートルと「よんごー」が真上を向いていますが、ちょうどお昼休みで、アンテナたちもお休み中、この姿勢が最も安定した姿勢のため、観測していない時間はこんな姿なのです。そこにかかった大きな虹の橋、頑張って働いているご褒美だよ!と言わんばかりの自然からの素敵な贈り物です。
観測シーズンになると、「よんごー」では国内外からの多くの研究者による観測が続けられます。電波望遠鏡は、光学望遠鏡と違って昼間でも観測が出来るため、24時間体制!
今日も宇宙を見つめ続けているのです。
文:宮澤和彦(野辺山宇宙電波観測所)