特設サイト「多波長で観る宇宙」公開

多波長で観る宇宙のスクリーンショット
特設サイト「多波長で観る宇宙」

国立天文台は、このたび特設サイト「多波長で観る宇宙」を公開しました。異なる波長で観測されたアンテナ銀河の姿を入り口に、さまざまな波長で観る多彩な宇宙の姿をご紹介します。美しく迫力のある天体画像を集め、眺めるだけでも楽しめるサイトになるよう工夫しました。どうぞお気軽にお楽しみください。

制作の背景

「多波長で観測することの意味は?」「国立天文台は、なぜ複数の望遠鏡を運用しているの?」国立天文台に投げかけられるこのような疑問に答えられるように、本サイトを制作しました。宇宙の姿を解明するために重要となる多波長観測の科学的意義を、本サイトを通じて多くの皆さんに知っていただきたいと思います。

対象

本サイトのおもな対象として、高校生以上の一般の方を想定しています。大学学部の教養としても活用できる内容になっていると思います。また教材として、学校等の教育現場でも活用されることを期待しています。

サイトの内容

アンテナ銀河の観測画像を入り口に、さまざまな各波長による天体の見え方、そこから分かることをご紹介します。

「波長ガイド」は、世界の代表的な望遠鏡、各波長域のおもな観測対象、地上に届く電磁波の波長域についてまとまった資料としてご活用できます。また、世界中の望遠鏡がとらえた美しい画像の紹介にも力を入れました。想像を超える宇宙の多彩さもお楽しみください。

われわれ人間が見ることのできる可視光線で写しだす宇宙の姿は、ほんの一部にすぎません。宇宙から届くさまざまな波長の電磁波をとらえることで、私たちは宇宙の誕生と進化、星や惑星形成の謎に迫ることができるのです。本サイトをご覧になり、多波長で観測することの科学的意義と重要性、そして宇宙の美しさ、天文学の面白さを感じていただければ幸いです。

監修者:渡部潤一メッセージ

渡部潤一

400年以上前までは、人間が宇宙を探る方法は肉眼しか有りませんでした。17世紀のはじめ、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向け、はじめて肉眼で見えない宇宙を探りはじめました。20世紀になると、肉眼で捉える光、つまり可視光線だけでなく、電波、紫外線、赤外線、X線 などといった様々な波長で宇宙を観測するようになりました。これらの様々な電磁波で見る宇宙は、同じ天体でもまったく違って見えますし、様々な情報を得ることができます。現代の天文学者は、こうした多波長のデータを用いて、宇宙を探っています。

本サイトで、現代天文学の最先端で行われている多波長の天文学の面白さと重要性を少しでも知ってもらえれば幸いです

特設サイト「多波長で観る宇宙」