自然科学研究機構 国立天文台

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アルマ望遠鏡、宇宙に満ちる謎の赤外線放射の起源を解明

研究成果

東京大学宇宙線研究所の藤本征史氏と大内正己准教授をはじめとする研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、人類史上最も暗いミリ波天体の検出に成功しました。そして、これらの天体から放射される赤外線が、これまで謎だった宇宙赤外線背景放射の起源であることが分かりました。

さらに研究チームは、今回の研究で見つかった暗いミリ波天体をハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡の光赤外線の画像で調べました。その結果、暗いミリ波天体のうち約60パーセントの正体は、これまで光赤外線の観測で知られている遠方銀河だと分かりました。一方で残りの約40パーセントの天体は、光赤外線観測では姿が見えない天体でした。今回の研究によって、宇宙赤外線背景放射の起源が銀河などの天体であることが明らかになった一方で、これらのうち40パーセントについては正体不明の新しいタイプの天体である可能性が出てきました。

モヤモヤとした赤外線宇宙背景放射が、今回のアルマ望遠鏡を用いた研究により個別の天体に分解された様子のイメージイラスト。
モヤモヤとした赤外線宇宙背景放射が、今回のアルマ望遠鏡を用いた研究により個別の天体に分解された様子のイメージイラスト。 オリジナルサイズ(5.11MB)

詳しくはアルマ望遠鏡、宇宙に満ちる謎の赤外線放射の起源を解明(アルマ望遠鏡)をご覧ください。

この観測結果は、2015年12月発行の米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル・サプリメント』に掲載されました。

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