アルマ望遠鏡が明らかにした遠方銀河の活発な星形成

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)のJohn D. Silverman(ジョン・シルバーマン)特任助教らの研究グループは、南米チリのアタカマ高地にあるアルマ望遠鏡やフランスのビュール高原にあるビュール高原電波干渉計(PdBI) といった電波望遠鏡を用い、遠くの宇宙にある7つのスターバースト銀河(爆発的星形成銀河)の観測を行いました。その結果、遠方のスターバースト銀河の環境が、激しい星形成が起きている近くのスターバースト銀河と似ていることが分かりました。この結果から、昔の宇宙でも現在と同じような環境下で爆発的な星の形成が起きていた可能性が示されました。

今回観測された遠方の爆発的星形成銀河の一つ
中央:アルマ望遠鏡で得られたPACS-867銀河における一酸化炭素ガスの分布図。星形成の行われている外へも分子ガスのかたまりが分布している。
左:ハッブル望遠鏡の高性能カメラACSを用い得られたPACS-867銀河の画像。銀河の合体の結果、大きくかき乱された構成物中に存在する若い星から発せられる紫外線を示す。左図のガス分子の位置(青の等高線)とダストに包まれ新しい星が作られている場所が重なる。
右:スピッツァー望遠鏡で得られたPACS-867銀河の赤外画像(3.6ミクロン)。ダストにつつまれた星と分子ガスとの関連を示す。
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詳しくはアルマ望遠鏡が明らかにした遠方銀河の活発な星形成(アルマ望遠鏡 プレスリリース)をご覧ください。

この観測結果は、2015年10月発行の米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ』に掲載されました。

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