自然科学研究機構 国立天文台

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アルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で迫る宇宙初期の巨大天体ヒミコ

研究成果

日米の国際研究チームは、宇宙が8億歳(現在の宇宙年齢のわずか6パーセント)だった時代に存在する巨大な天体「ヒミコ」をアルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で観測しました。

ハッブル宇宙望遠鏡の観測からは、「ヒミコ」の中に3つの巨大な青い星団が見つかりました。一方、アルマ望遠鏡の観測からは、固体微粒子(ダスト)から出る電波や炭素原子から出る電波がいっさい検出されませんでした。これらは活発に星を作る銀河ではごく普通に検出される電波です。極めて高い感度を持つアルマ望遠鏡をもってしてもその電波が検出されなかったということは、ヒミコはビッグバンで作られた水素やヘリウムなど原始的なガスを主体とする天体であることを強く示唆しています。

今回の観測結果は、宇宙が星々の光で満たされ始めた「宇宙の夜明け」と呼ばれる時代において、銀河が作られる最初の過程を明らかにする上で重要な知見を与えました。

今回の観測をもとに描いた、巨大天体ヒミコの想像図
今回の観測をもとに描いた、巨大天体ヒミコの想像図。原始的なガスが渦巻く中で、3つの星の集団が作られています。

この研究成果は、Ouchi et al. "An Intensely Star-Forming Galaxy at z~7 with Low Dust and Metal Content Revealed by Deep ALMA and HST Observations" として、2013年12月1日発行の米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載されます。

詳しくは、アルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で迫る宇宙初期の巨大天体ヒミコ(アルマ望遠鏡)をご覧ください。

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